『管理者研修』 (394) 「学校では教えない 管理者基本行動(命令・指示の与え方)」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。あなたにとっての<自己実現>とはどのようなことでしょう。多少でもそのヒントにして頂ければと『自己啓発』について2回に分け申し上げたことがあります。
ときに『話し方』はプロのアナウンサー、司会者など話すことを〝生業〟とする人だけに求められるものではありません。しかし、サラリーマンは人前でのスピーチは不得手でも、日常の業務活動に生かせる【実践的話し方】に無関心ではいられません。
管理者がマネジメント活動で資金効率および投資効率の向上並びにサービスの向上をはじめとして創意工夫している職場では、『コミュニケーション』のあり方一つを例にとってみても〝あるべき姿〟どおりには中々いかないものです。
例えば恒常業務はともかく仕事の『命令・指示』を出すということは、部下という<人への働きかけ>です。「俺がそこまで説明しなきゃ、お前は分からんのか !!」と言うのは、上司の勝手かもしれません。納期までに仕事が完遂されたとしても仕事の〝出来栄え〟に差がでてくることもあり、必ずしも管理者が期待する成果が得られるとは限りません。
かつては見かけた「以心伝心」,「ツーカー仲」が死語となりつつあるご時世です。「俺とお前の仲だから、そこまで言う必要はないだろう」と高を括っていると問題を生じることもあるでしょう。職場では以心伝心を期待すると、〝誤解・曲解・歪曲〟を生む要因ともなりかねません。
ですから、命令・指示を良く理解させるためには、部下にそのことを質問させたり復唱させたりするなどしての「相互確認」が必要となります。
普通命令・指示を出す場合には、組織全体(職場のチーム)と個々人にその対象が分かれます。また業務内容によっては、文書(社内メール)にした方が良い場合と、口頭で命令した方がいい場合とがあります。これらの使い分けを適宜適切に行う必要も出てきます。
命令・指示で注意することは、<コトバ>の遣い方です。そのため、言葉にも無関心ではいられません。したがって働き方改革が求められるご時世、管理者がいくら多忙ではあっても、仕事を命令・指示する際にはただ伝えるだけでなく、加えて部下への『動機づけ』を勘案する必要もあるでしょう。
いずれにしろ命令を与える際には、仕事を進めるのに必要な事柄は、間違いなく部下に伝える必要があります。大切なことは言葉を出し惜しみせず、伝えるべきことは関連情報も含めキチンと話すことに留意したいものです。
併せてこの機会に<歴史・民族・言語・宗教・習慣>が異なる人間関係論発祥の地(米国)での『人間関係論』を勉強してみてはいかがでしょう。生成AIに照会しても質問の仕方もあり「動機づけ理論」をどのように回答してくるかは分かりません。(次回へ続く)
では、終業時間帯に入りましたのでここまでとします。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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