『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (305) 「学校では教えない 管理者基本行動(命令・指示の与え方)」 (その2)

【2023年07月10日投稿分 記事補充】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。命令・指示は、前にも申し上げた<ビジネス文法>とも言える「6W3H」を使い、漏れなく首尾一貫させるよう心がけたいものです。そうでないと、管理者が考えているような仕事の成果は中々得られないでしょう。


 1.仕事の重要性や優先順位を教え、納期を明示する。(「パレートの法則」を応用)


 2.仕事の「目的」を明確にして本人へのメリットを理解させる。


 3.部下には考えさせることも必要です。それでも部下の成熟度によっては、どうやれ
  ばよいかの実施方法の〝コツ〟を分かりやすく教える。そのためには、事前に質問し
  理解度を把握しておくことが肝要です。


 4.状況変化を加味する。(例)「当日雨が降った時にはどうするのか?」など


 5.質問を受け、復唱させる。


 6.意見を聞くときは、ハッキリ述べさせる。


 7.組織の後継者としての幹部候補者への<意図的・重点的>指導はあるものの、部下
  の好悪(こうお)を抜きにして公平に教える。
   仮に趣味の有料教室でも気に入った生徒には優しく、虫の好かない生徒には〝ぶっ
  きら棒というのは個人的には理解できても感心しません。


 8.「中間報告」は必ず求める。


 9.難度の高い仕事を与えるときは、部下への激励・期待・信頼を「コトバ」に出す。


 10. 命令・指示は、あれもこれもと細切れに出さない。また、〝朝令暮改〟の命令だと
  部下は戸惑い、時には事故の要因にもなりかねない。


 最後に、部下との接触する場が減ってきている現在、命令・指示を与える時は『部下指導』の貴重な機会でもあります。命令は正しく伝え、相互理解を図りましょう。


 でも、どうなのでしょう? 教科書的に言えば、命令指示における「朝令暮改」を戒めています。
 しかし、動態的ビジネス現場では「予期せぬ出来事」が起こることは十分考えられることです。 従って、部下が〝戸惑わない〟よう、出来れば減らすようなさって下さい。


 なお、命令・指示は管理者の<信念>に基づいて行なうべきものであり、上級管理者の『虎の威を借りる狐』にならないよう気を付けたいものです。


 週明けのご多忙中お立ち寄り頂きありがとうございました。 では、またお越し下さい。



  『仕事で行き詰まり悩んだ時は 家族の明るい笑顔を思い出そう』 (松木 錠)



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
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