『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』  (271) 「ビジネス基本行動 (報告) は定石を体得し 変化への対応能力を涵養しよう」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。清々する秋日和です。雲海があれば突き抜け雲上に展開する世界を堪能する余裕はないとしても眺められるパイロットを羨ましく思うことがあります。


 さて、タイトルに〝定石〟という若者言葉の世代には古く通じないと思える言葉を敢えて使ったのにはそれなりの理由があり別途申します。
 ビジネス基本行動は「命令の受け方」として申したことがあります。報告は要点をもらさず(5W3H活用)に、簡潔に分かりやすく上司の好みもあるが原則結論から先にしましょう。経過・理由は、上司から聞かれたらその時になってするものです。


 誰もが実施に伴う苦労話・自慢話をしたい気持ちは分かりますが、「不要」です。時には上司から「君はこれについてどう考えるか聞かせてくれないか」と言われることもあるので、自分の『意見』は聞かれなくても用意しておきたいものです。


 また、記録を残しておいたほうがよいと判断した場合は、文書(パソコンデータ)にして保存しておきましょう。テレビニュースでも分かる通り、後日証拠資料として公的機関へ提出を求められる場合もあります。メモ的なものでも「日付」を入れることは習慣付けましょう。


 同様に管理者が上級管理者へ中間報告、結果報告をするのは責務です。そうでないと、上級管理者が経営幹部から質問を受けても答えられずに恥をかくだけでなく、部門としての『意思決定』に支障を来たすことにもなります。
 管理者は部下の自分(上司)への<報告の仕方・あり方>に問題があると思えたら、OJTとして〝その場その時〟を捉えて指導する必要があるでしょう。


 ここで申し上げたいことは、報告を受ける時の管理者の<態度>です。部下に「正しい報告」を積極的にさせるには日頃から部下を指導するだけでなく、管理者も時には自己の言動を振り返ることも必要でしょう。そうでないとイソップ寓話の『裸の王様』にならないとも限りません。しかし<真の要因>は、意外にも部下の報告を受ける上司の側にあったということがないとはいえません。
 仮に部下が積極的に報告をしてこないということは、全てではないにしても管理者の不用意な言動に要因があるのかもしれません。たとえば、


 〇 「君、そんなことは今さら言われなくても分かっているよ。だからどうしたと言う
  んだネ」 (話に関心を示さない)
  
 〇 「ナニ? そんな馬鹿なことがあるもんか!  いつも私が口を酸っぱくして注意して
  いることじゃないか。今さら何を言ってるんだね。しっかりしてくれよ」 (悪い報
  告を受けると腹を立てがち)


 〇 「チョット待て! 君の話はどうも回りくどいね。言いたいことはこういうことじゃ
  ないのかい。エッどうなんだ! 違うかね?」 (話を途中で遮る)


 〇 「世界商事の債権回収は大丈夫だって? 何を根拠にそう言えるんだ。松木からの
  報告だって? ダメだネー。アイツの言うことは当てにならんよ。調べ直せ !!」
  (色メガネ・固定観念で人の話を聞く)


 などがレアケースとして挙げられます。部下の能力に問題を感じているならば放置せず、当該部下の将来性を加味し「狭義のOJT」は監督者層(係長職長・主任班長)を巻き込んでに「広義のOJT」を意図的計画的に効果的に実施しよう。


 とにかく上司へ報告する時は、必要な事実を抜け落ちなくタイミング良く、事実と意見に分けてすることが大切です。
 一方管理者は部下から「正しい報告」をタイミング良く受けなければマネジメント活動の判断を誤ることにもなりかねません。疑問に思えたら〝詰問〟ではなく「質問」して『事実』を把握することが肝要です。このことは部下を『信用』する、しないとは別問題です。


 取り敢えずは以上です。ここでの補足があります。タイトル・テーマを替え次回にでも申します。


 ときに、投稿記事内容がマンネリ化しています。数少ないリピータへのマーケットインの姿勢が薄らいでいるように思えます。そのため、多少なりとも勉強して来年度からはテーマは変えずに新たな視点からの研修記事を少しずつでも投稿し問題提起を予定しています。そのため以下はこの先採り上げることが無いように思えるため、いつもの悪い癖での蛇足です。


 『信用』については企業の業種・業態・規模を問わず肝要なことは当然のことです。業種では民間企業世界一でも、理由はともあれ一旦失うと生き残るのは容易なことではありません。人・物・お金・時間を始めとする経営資源を投じてきてもそれまで努力して培ってきた信用を失うのは雇用されてきた人については残念では済まされないことのように思えます。


 このご時世極論すればどこも生活の糧を得るための活動をして、税金を納め世の中に貢献していることは申し上げました。NPO法人を名乗っていても、中には広告媒体として使っているところもあるがやはり同じでしょう。。
 その点小規模事業者は培った腕と信用で懸命に商売している。そこで、価格は高くても大規模量販店を利用せずに出来る範囲での応援をすることもある。しかし、性善説(Y理論?)で生きてきても詐欺同然に裏切られて自分のお人好しさに腹の立つ思いをしたことがある。


 直近では小規模事業所出入り社員に上に伝えてほしい問題点を再三話しても反応なし。HPには研修室を設置し職員の勉強会を熱心に実施していると書いてあるが、嘘であることは業界の知識が若干でもあれば推測できる。事業主が研修の意味も分からず使っていることは本人の口を借りずとも拙宅へくる担当社員複数と話していれば会社のレベルは自然と見えてくるものです。


 病的虚言癖があると思える事業主へ電話すれば、モグラたたき的態度で反省の余地なし。最初から嘘の上塗りで病的神経症ではと勘繰りたくなる。利用者を増やすために焦るというよりも足掻いているように見える。
 念のためにと請求書をチェックすれば実際とは違う作文。二度修正し送付してくるのに二か月を要した。株式会社を名乗っていても個人商店でも見かけない質の悪さである。
 当初紹介願った人がいることもあり、後に問題にならないようそれまでの経緯を記載し文書で解約通知をした。知人利用希望者に紹介し迷惑をかけなったことがせめてもの幸いでした。


 昼休みに入りましたのでここまでとします。お立ち寄りいただきありがとうございました。



 『上司殺すにゃ刃物は要らぬ、報告の3日も絶てばよい』(戦前からの悪しき言い伝え)



❒ 管理者研修講師 『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成しよう ‼」)
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