『管理者研修』 (272) 「イライラは敵 ユーモアを解し 心豊かに生きよう」
【2023年10月24日21時00分 投稿分】
今晩は。21時になりました。「#」「寺子屋ラッキー」です。これからブログをお届けします。
瀬戸内寂聴こと僧侶であり作家の瀬戸内晴美氏(文化勲章受章者)が逝去され早いもので11月9日で2年が経ちます。1973年当時の米国シリコンバレー事情は知らないが、ネット社会の到来が予測出来なかった第一次オイルショックの前年、第四次中東戦争が勃発した昭和48年、51歳で天台宗僧侶となる。民間試験「僧侶資格取得」には真言密教と同じく〝荒行(男女差あり?)〟でつとに知られる宗派である。心身共に逞しい方だったことが伺われる。
出家したものの瀬戸内さんは人気作家である。俗界との縁がなかなか切れずに作家活動を継続。新聞小説も連載していた。
企業では上司が部下に「君に今ファックスで送ってもらった北海道営業所への書類は今日中に届くのかね?」と訊いたという話がまことしやかな話題として採り上げられるそれより前ででFAXも普及していなかった当時のことである。
執筆する作家も大変だが、新聞社への原稿は郵送ではなく電話を使って、それも日々締め切り時間に間に合うようせっせと送り込んでいた。
送り込むための一回当たりの文字数の詳細は知らないが、なにしろ電話である。編集部担当者へ電報のように、五月雨式に一文字ずつ句読点、改行も含め伝えるのは双方ともに手間がかかる。
「そこで テン(、) 男は彼女を抱き寄せ テン(、) 無言で唇を寄せる マル(。) カイギョウ(「) その時足元に テン(、) 紅葉がひらひらと テン(、) 一枚一枚 テン(、) 舞い落ちる マル(。)・・・・・」
毎日毎日がこの連続では、仕事とはいえ口述筆記する担当者はたまらない。遂に頭に来て単刀直入に訊いた。
ー 瀬戸内さん ! あなたそれでも<プ・ロ>ですか ? ー
編集部担当者が社員教育を受講していたかどうかはともかく『親しき中にも礼儀あり』という。問われた瀬戸内さん「(何を小癪な若造が)私はこれでもあなたの新聞社の連載小説にも愛読者が数多くいる(売れっ子?)作家よ。なんて失礼ナ!、イイエ無礼だわ ‼」と怒社ると思いきや、さにあらず。若い担当者に教え諭すよう静かに応えた。
「いいえ、私は<ア・マ(尼)>です」 (終)
以上、あなたは瀬戸内さんと同じくユーモアを解せるお方とお見受けします。それにしても出来過ぎた話のようにも思えます。聞きかじった話をいつもと同じく脚色したもので真偽のほどは存じません。また、責任も持てません。
ですが、世の中が目まぐるしく変化していることもあり、世知辛いギスギスした世の中である。カリカリしていたら身が持ちません。片道切符の「人生航路」は瀬戸内さんと同じくユーモア精神を持ち<心豊かに>生きたいものです。
なお、瀬戸内さんの法話に関心のある方は、本では行間を読むのが難しいかもしれません。電子書籍だけでなく、Yahoo!をはじめとするオークションなら手頃な価格で「カセット全集」あるいは「CD全集」を求められると思います。よろしければお調べを。
次回はここで閃いたことを「話し方研修」の切り口から問題提起します。
では、今晩はここで失礼します。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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