『社員研修』 (193) (続)「会議では 批判恐れず 体当たり」
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寺子屋ラッキー
おはようございます。ここで取り上げていることは、『実践的話し方研修』の範疇に含まれる内容です。しかし当ブログでは、三つあるカテゴリ別の厳密な使い分けをしていません。この先も変わりませんので、念のためお断りしておきます。
さて、会議で発言するときは次の五つを意識してみて下さい。
第一は、聞き手の反感を招かないこと。
突如思いがけない提案をパット出し、聞き手にショックを与えて悦に入っている方がおいでですが、これでは参加メンバーの<同意>を得ることは難しいでしょう。聞き手の知っていることからあなたの提案を導入していった方が受け入れ易いものです。自分本位の知識や情報を自慢げに語ると、どんなに良い提案であっても他の人の<反感>を買うものです。
第二は、提案を具体的に述べること。
抽象論では、いたずらに議論の種をまくだけで、時間の浪費となる。よく会議が混乱するのは、抽象論のやりとりが多いからです。したがって、明かな「事実」を挙げる必要があります。その他、間違いのない統計数字を示すのもよいでしょう。
事実や統計数字を示すことによってあなたの提案はハッキリと聞き手の頭に入っていく。その事実や統計数字があいまいであればあるほど、あなたの提案の価値は薄れていくものです。
第三は、話しの焦点を絞って順序良く簡潔に述べること。
同じことをクドクドと話さず、話しを枝葉末節へそらさない。そのためには主張点を明確に打ち出し、要領よく手短に話すことです。
限られた会議時間の中では、発言時間が短いほどあなたは好意をもたれることでしょう。好意をもたれなければ、どんなに立派な提案もスンナリとは通らないように思えます。
そこで、主張点をハッキリ先に述べ、あとからその理由を説明するという話しの順序を踏むことです。
「私の提案はこうです。その理由は二つあります。その第一は・・・・・・、第二は・・・・・・」といったふうに。
第四は、スッキリと話しを組み立てること。
提案理由をわかりやすく理解しやすくさせるため、説明する際は次のように話を組み立てます。
1.どこに問題があるかを述べる。(現状分析)
2.改善する提案の狙いを述べる。
3.実際にできる具体策を述べる。
こうした三段構えで説明すると話しはスッキリしてきます。
第五は、タイミングを選ぶこと。
他人の提案とにらみ合わせ、会議の進行にうまく合わせて提案を持ち出すことです。何事にもタイミングが大事。提案を出す潮時を考えないと『損』をします。
上手な提案者はみんなの考えがその一点に向かって集まってきたとき、有効なヒットを飛ばします。以下タイトルを替え続けます。
では、良い週末をお過ごし下さい。ありがとうございました。
❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)
#マネジメント
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