『話し方研修』 (258) 「話を立体化させ 視覚にも訴える ジェスチャーの使い方」
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寺子屋ラッキー
おはようございます。今朝のご気分はいかがですか?
さて、ジェスチャーは適度に使うと、視覚的に話を立体化し生き生きさせるにも効果があります。その点欧米人はジェスチャーを上手に使っており、映画などを鑑ていても感心することがあります。
ジェスチャーは職場ではさほど必要とは思えませんが、この<コツ>を以下三点に絞り箇条書きします。
第一は、手をチョコチョコ動かすと見ていてうるさく落ち着きの無い感じを与えます。これは無意識に出てくる多くは「癖」です。ジェスチャーをするなら意識して肩から手を動かすようにすると話が活きてきます。
第二は、大きさを示す時は両手を広げたり、小ささを指先で示す時にも、〝目を添える〟と効果が上がります。高さ低さを表現する時も同様です。
第三は、話を数で整理する時、指を補助的に使うのも良いでしょう。
たとえば職場の朝礼などで話をする時に注意点が三つあるとします。この時言葉に合わせて、〝その都度〟右手(または左手)の指を補助的に使います。この時のコツは、手のひらを相手(聞き手)に向けます。利き手により目の高さ右上(または左上)で、「第一は」と言葉に合わせて人差し指を立て、「第二は」と人差し指に中指を添えて立て、「第三は」と更に薬指を加えて立てます。
ここでの注意点は、手を終始上げっぱなしにはせず、その都度下げることです。これなら、聞き手も楽に聞けます。また、話し手の頭の中が整理されているのが分かります。人によっては、話し手が〝賢く〟思えることでしょう。
「いかがですか?」と聞き手に問いかけるときには、人差し指一本ではなく、手のひら全体を上にして使うとよいでしょう。
ただし、人差し指は『人刺し指』とも言われます。会議の席上、幹部から「これについて管理者として、君はどう思うかね?」と人差し指一本で指名されると部下(聞き手)は嫌悪感を覚えることもあるでしょう。
出来れば人指し指一本ではなく、手のひらを上にして全体を使うと良いでしょう。その点、トランプ元大統領を見ていてあなたはどのようにお感じになりますか?
ジェスチャーの使い方には、これといった決まりはありません。あなたがジェスチャー
に関心があればテレビなどを参考に鏡で、できれば姿見鏡を見て研究なさってみて下さい。
サラリーマンは役者・芸人とは違います。オーバーなジェスチャーは時には「キザな奴だナ~」と嫌われます。特に注意すべきは意味のない手の動きです。癖(クセ)はウルサク見え聞き手に不快感を与えることがあります。注意しましょう。
なお、人前での話における手の位置については「態度の重要性」として再度触れてみたいと思います。
では、休日を楽しみ明日からに備えエナジーを蓄えてください。お立ち寄りいただき、ありがとうございました。
❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
#マネジメント
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