『管理者研修』 (276) 「報告は 下から 上から 左右から」
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寺子屋ラッキー
所用を済ませ帰宅したところ、夕食までに時間があるためこれから今月最後のブログを更新します。今回もお立ち寄り頂いているあなたにはお礼申します。この一か月意図的にブログ記事を書いているのにお気づきですか?
ブログ記事は遂行もせず、頭に浮かぶよしなしごとを書き連ねていると時間がかかりません。後日どなたもご覧にならない記事を一人密かに見直し手を入れることは日常茶飯事です。よくしたもので反応も感じられません。
そのため投稿意欲も起きず、書き溜めた記事を見直しもせず放置してあります。
その一つにペンディングにしてある『敬語』のほか『報告』があります。タイトルは「言わない嘘を減らして 必要な相手に タイミング良く」としましたが、他で使うこととしました。
ただ、書き出しは次の通りです。この先何らかの形で別途問題提起します。
「ビジネス現場では『知っている』ことと『出来ること』とは、別のことです。<た>の
数を増やすことが大切でしょう。その観点からの報告の現状についての問題提起です。
一般社員が「期待される社員」となるために振り返りたい報告の「現状」を8項目に再
整理して申します。
ここで申し上げる事は直近ニュースを見ていても経営に関与する幹部クラスにも通用す
ることと考えます」
ブログタイトルに戻して若干申します。これまでにも繰り返し申し上げてきたことですが、話し方の機能から見た『報告』は、「知らせること」です。既述した「ビジネス基本行動本(報告)」は、『命令』の受け方と同じく、その実際となると簡単そうで難しく問題を引き起こすことがあります。
ブログは主義主張の場である考えには開設当初からこれまで変わりありません。それでも「社員研修」は体験的それではなくバックには『理論』の裏打ちが必要と考えます。そのようなことから当ブログでは理論と実際との両面を踏まえて申し上げています(念のため)。
そのような視点から社員研修としての報告は、中堅社員以下若年層社員には「報告の仕方」になります。これは、管理監督者が上級管理者だけでなく経営幹部に以上に行う場合も同じです。
同じ社員研修でも、これが管理監督者以上を対象にしたマネジメント研修になると「報告の受け方」に視点が変わります。無論の事、管理者が部下に報告してはいけないという法はありません。
たとえば、部内会議の結果を職場メンバーに知らせ「情報の共有化」を図ることは大切なことです。
報告内容によっては、トップの逆鱗に触れることもあるでしょう。
「松木君、君が言ったことは本当かね? 今初めて聞いたが常務は知っていたのか? これだけ大事な報告へ何故同席しないんだ。この件は幹部は誰まで知っているんだ。臭い物には蓋をするつもりだったのかね。私を蔑(ないがし)ろにしてここまでこじらせたのは何故だ ? 私がいつもあれ程口を酸っぱくして言っているのにどうしたと言うんだ ?
馬鹿モン! 私を甘く見るんじゃない ❕ いい加減にし給え。
いいかね「松木部長」、私が責任を取れば済む話じゃないんだぞ。こうなっては手の打ちようがないだろう。とにかく行動が遅い、遅いんだよ。一体何をやってたんだ! ナニヲモタモタしてたんだと訊いてるんだ。言い訳無用! しっかりしてくれよ ‼ 組織の浮沈がかかっている。善後策を講ずにゃなるまい。とにかく緊急役員会招集だ。その前に総務部長と広報部長を直ぐ呼びなさい ‼」と。
かつて、政治の場でも所管組織から『正しい報告』が無されず失脚した大臣がおいででした。どこの世界も同じようです。
管理者は年に一度は管理者の報告を含めた日頃の「管理活動」を振り返ることが大切だと事例を挙げ申したことがあります。職場マネジメントは教科書通りにいけば管理者はどなたも苦労しないでしょう。
昭和時代から社員研修にコストをかける企業は数が限られています。新任管理者を対象としたマネジメント研修では外部専門講師を招聘できれば、理論とその実際を習得し管理活動に活かすことは肝要なことでしょう。また、問題解決手法も理論と同じく各種あることでしょう。
「在任管理者研修」では職場の問題を事実に基づき現状を洗い出し、言語データで問題把握した上で分析し「それは何故か」をグループで研究し対策案を考えることは管理者の「実践的問題解決」研修と考えます。
コンプライアンス重視の時代、上層部への報告が無かったことが表面化し内部統制の乱れあるいは隠蔽体質と取られることもあります。これでは同一組織に所属していて間尺に合わないとお感じの方もおいででしょう。
しかし、どう取るかはメディア経由で知った「世間が決めること」です。
では、19時のニュースとなったためここまでとします。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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