『管理者研修』 (309) 「創造力発揮の障害となる アイデア・キラー・フレーズ」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。生成AIが人事部門など職場導入が検討されるなど職場環境は変わっても、マネジメントに当たる管理者は部下に対して<改善を奨励>する立場にあることは変わりないでしょう。改善の実績を上げるためにはまず管理者自身がその可能性を信じることです。
仮に、管理者が改善効果の可能性を信じなかったらどうなるでしょう。そうした管理者はせっかく部下が『改善提案』をしてきても不用意な言葉で<改善意欲>に水を差してしまうことにもなりかねません。
たとえば、部下が消費者の購買動機やイメージ調査などを研究し、新方法を提案してきたとします。そのような時、上司が次のように言ったとしたらどうでしょう。
〇 何を呑気なことを言ってるんだネ。このご時世をどう考えているんだ
〇 ダメダメ、やってみなくても分かっているさ
〇 君は知らんだろうが、それは以前にもやったがダメだったよ
〇 そういうことは今までやったことがないんでネ
〇 わが社ではそのやり方は通用しないよ
〇 きみは、会社の方針を理解していないんだ
〇 馬鹿言っちゃいかんよ。それはわれわれの問題外だ
〇 時間の余裕がないね
〇 上がウンと言うまいよ
〇 努力してもできるわけがないさ
〇 時期が早すぎるよ
〇 将来性を期待されている君がそんな幼稚な考え方じゃダメだな
〇 それをやるにはお金がかかりすぎるよ
〇 考えておこう (と言って多忙な上司は忘れることも。ではどうするかは別途後述)
などといった言葉を、「アイデア・キラー・フレーズ」といいます。上司には部下に一々言えない、また、リーダーシップのタイプからジッと〝我慢の子〟となり言う必要のない事情もあるものです。
そのようなことからあなただけでなく、誰もが言われたことがあり、また使っている言葉です。決して珍しいことではありません。
でもどうなのでしょう? これを部下や後輩の前で<不用意に使う>のはいかがなものでしょう。また、こういう『態度』は部下にどのような影響を与えるでしょうか?
では、休日は未だ一日半残っています。エナジーを十分蓄えてください。ありがとうございました。
❒ 管理者研修講師 『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
しよう ‼」)
#マネジメント
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