『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

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『社員研修』 (161) 「ハザードランプにみる 挨拶と返事」

【2022年09月03日 投稿分】(タイトル・リンク修正)


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。言っても詮無い事ですが、とにかく暑いですネ。今回はカラオケと同じく私の数少ない持ちネタからの一部です。
 にほんブログ村さんの今日の「ユーザーの過去記事」に採り上げられた未修整の記事です。タイトルと書庫を(「管理者研修」 👉「 社員研修」)に替え再投稿します。よろしければお付き合いください。


 『親しき中にも礼儀あり』の教えは、テレワーク導入職場でも配意すべき諺です。中国は当然としておそらく欧米をはじめ諸外国でも通用する諺でしょう。その点、あなたは職場での<マナーとエチケット>をどのように意味づけ、その違いを部下や後輩に指導しておいででしょうか?


 ときに、あなたは次のような体験をお持ちではありませんか?
 夕方の忙(せわ)しない時間帯、細い道を車が行き交う。狭い道なので対向車同士の往来が容易に出来ない。そこで、車を路肩に寄せて待ってあげる。そうすると向こうがハザードランプを点灯させて行き過ぎる。「ありがとう」という『挨拶』ですね。あれがあると気持ちが良いものです。「あ~待ってあげててよかったナ」と思えます。


 ところが、中には黙っていくのもいますよ。せっかくこっちが待ってあげているのに黙っていく。
 新人研修では、「挨拶とはそもそも<一方通行>であり、返礼を期待するものではない」と言ってはいても、不愉快ですね。「許さん ‼」。


 挨拶が無いとは、あぁいうことと同じなんです。『一事が万事』といいます。「事実」はともかく、二分半に一組が離婚すると言われるご時世です。ハザードランプでの挨拶一つ出来ない人が、家でも挨拶してるのかな?」と心配になります。
 「余計な心配大きなお世話」かもしれません。ですが、日常生活ではこんなことで〝好感〟を持たれ、職場では協力されるどうかを左右するようにも思えます。


 さらに申せば、普段挨拶をして「問題」が起きることなどあるのでしょうか?
 仮に挨拶をして『人間関係』が破裂したとすれば、私はその場へスッ飛んでいきたいですネ。そんなことはまずありません。私が責任を持ちます!
 反面、「すみません」のたった一言がなかったばかりに、相手に不快感を抱かせることはいくらでもあることです。中には傷害事件にまで発展したケースも珍しくないことはあなたもご記憶でしょう。


 この先年金支給(満額)の65歳あるいは70歳まで働くとして長~いサラリーマン稼業を想定すると、生活の糧を得る職場だけでも気持ちの良い挨拶を交わし協力し合い住みやすくする。これは「礼儀作法」の問題ではありません。
 できれば一部企業とはいえ管理者には、派遣社員が正社員の、部下が上司の顔色を窺わず日々業務遂行に専念できる職場風土の形成にも目を向けていただきたいと考えます。


 来週の日曜日は今年の「土用の丑の日」です。ウナギに限らず精の付くものを食べて週明けからのエナジーを蓄えるよう良い休日を ‼ 今週も遊びにおいで頂きありがとうございました。


❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
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『社員研修』 (76) 「人は自己への敬語の使われ方には 神経質な生き物」 (その4)

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。


 さて、口語文法で教わった敬称としての『一人称』は「私(わたし・わたくし)」であり、私的場面あるいは芸能人を除いて人前での〝僕(ぼく)・あたし〟は不快感はないものの間違えた使い方です。幼い印象を受けることもあります。同じく自身を〝自分〟が口癖になっている人もいますが、軍隊ではありません。一定の業態を除いてこれもできれば治した方がいいでしょう。 
 また、人前で自身の親を「お父さん・お母さん」とはよく聞く言葉だが誤使用であり、「父・母」が正しい。


 二人称の使い分けも大事です。たとえば、年配の女性の中でお客様に「おたく」と言う人がいた。「お前」、「貴様」と同じく現在は敬称ではありません。失礼な言い方です。そのため、根拠を示し注意しても言葉癖です。直ぐに治るものではありません。そのため相手から嫌われても致し方ありません。根気よく注意を〝繰り返す〟ことになる。
 さらに上司のお供をして得意先など社外へ出向くことを想定すると、『二人称』、『三人称』の使い方が一層難しくなります。


 普通職場では敬語としての敬称に、後輩は先輩を「さん付け」し、先輩は後輩を「さん付け」または「君(くん)付け」あるいは「呼び捨て」することが多いものです。
 その一例としてよく古参社員の中には、入社年次が同期以下あるいは年が上でもかつて同僚として仕事を一緒にした上司を、当人がいないところでは「君(くん)付け」しているのを見かけることは決して珍しくありません。


―  早いもので御社にお取引願っておかげ様で10年が過ぎましたが、最初の当社担当だった佐藤主任には大変お世話になりました。お元気でご活躍でしょうか? ―


「あぁ佐藤をご存知でしたか。今は福岡支店長をしていますが、コロナ禍で思うに任せず苦労しているようです。佐藤が入社し配属されたのが私の職場でしてネ。仕事熱心な男で教え甲斐がありました。そうしたこともあり、本社で支店長会議がある時は顔を出してくれるので時間があれば飲みに誘っています。このご時世を考えると人の上に立つのも大変であり、その点私は助かっています。イヤッつまらんことを申しまして失礼しました」。


 呼称の使い方が「自己顕示欲」の表われと思えることがある。これについての「さん・君(くん)事件」(当方の造語)を紹介し、まとめに入ります。


 かつて、今ほど容易に転職できなかった頃、ある会社へAさんが中途採用された。配属された職場は係長以下八人のメンバーから構成されていたが、古参のB主任を除き全てが年齢的には年下であった。
 入社歴の古い同僚達は当初Aさんを「君(くん)付け」で呼んでいた。やがてAさんは実績を認められその職場の係長として抜擢された。そのため今までの仲間はAさんの部下となり、誰もがAさんを「係長」と呼ぶようになった。ただし、上司となったAさんに対しBだけは例外であった。


 他の部下達の手前もありAさんは恥を忍んで、Bに「就業時間中」だけでも職位名(係長)で呼んでくれるよう頼んだ。が、Bは頑(かたく)なに拒み〝君(クン)付け〟を続けた。 
 そのためこれが元でAとBとの間にいさかいが絶えず、結局肩書きを無視されプライドを傷つけられたAは帰宅時Bを刃物で殺傷するという最悪の結果を招いた。サラリーマンの性(サガ)だけでは片づけられない嫌な出来事であり、今もって忘れられません。


 その後も同様な事件があった。週末の休日に出勤したサラリーマンが退社後部下と酒を飲んだ。上司が部下の「口のきき方」が要因とも思われることで店を出てから後路上で部下に手を上げ死にいたらしめたと、テレビニュースの最後でごく簡単に伝えていたことがある。2~3年前の12月にも同様のことが報じられた。


 無論の事全て事情は分からないがおそらく『言葉』が引き金であり、言った方は忘れても言われた方は忘れないこともあり「真の要因」は根深いものがあったように思えます。


 『一つのコトバで喧嘩して
  一つのコトバで仲直り
  一つのコトバにお辞儀して
  一つのコトバに泣かされた
  一つのコトバはそれぞれに
  一つの心を持っている』 (本来の出典不明)


 リンカンの逸話の中でも申し上げた通り、「刃物での刺し傷は血が出るので分かるが、言葉による心の傷は血が出ないので分からない」ため厄介です。


 でも、どうなのでしょう? <気遣い>と<気配り>とは違います。人間は『自尊心の塊』の生き物です。デリケートなのは思春期の子供だけのことではありません。
 『親しき中にも礼儀あり』と言います。親しくなっても馴れ馴れしくならないよう気を付けることは大切なことです。相手を不快にさせない敬語を含む言葉への気配り(心配り)は、在宅勤務が日常化した現在、家庭での「コロナ離婚」を防止するためにも意識したいことです。


 では、<人間関係>の〝潤滑油〟とも言える『敬語の働き』について「寺子屋ラッキー」としてはここまでとします。4回に亘りお読み頂きありがとうございました。



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『話し方研修』 (283) 「<Human Skill>としての 『人間理解力』に 関心を向けよう」

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。昔から『丸い卵も切りようで四角。物も言いようで角が立つ』といいます。<誠実・熱意>だけではまかり通らぬビジネス社会です。だからといって、誰でも頭から否定されれば、「なにヲ ? 偉そうに言いやがって、許さん! オノレー、いつかみておれ この野郎 !!」と、相手が憤怒の念に駆られるようでは考えものです。


 とにかく、最初からガーンと一発相手の意見を殴りつけてはいけません。そこから論争が始まるのです。折衝・交渉に勝つためには、できれば議論を避け相手の行動を促すことを踏まえて話す必要があります。


 そのためには押し付けたり威嚇したりせず、頭で理解させ心で納得させ行動に向かわせることを目的と話し方、いわゆる『心理説得』(頭・心・行→ズシンギョウ・・・・当方の造語)をあなたなりに工夫することが賢明なことです。


 ところで、『身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ』という諺がある。「話せば分かる!」と言ったものの「問答無用 ‼」といきり立つ海軍青年将校に射殺されたのが、「5・15事件」の犬養毅首相です。その点〝火急の場〟は別として、ビジネスマンは「聞けば分かる」の内面的態度もビジネス現場では肝要なことでしょう。


 そうは言ってもどうも世の中、言葉と理性だけでは通用しないことが多々あり、<Human Skill>としての『人間理解力』に関心を向けることも必要だと考えます。
 例えば、低姿勢ではあるが〝油断〟のならない人、喧嘩腰に高飛車にでてくる人、揚げ足をとってウルサク質問攻めしてくる人、冷たい黙り屋など色々なタイプの人がいます。
 しかし、そうした相手の態度や断り文句を恐れていては、永久に折衝も交渉も売り込みも出来ないでしょう。そこで人と接するには、次のような「前提条件」を考えて対応することです。


 それは、人間というものは元来、一応反対してみたがる『感情の動物』であると覚悟してかかることです。そうすればハラも立ちません。何故なら人の心理は、ある時はプラス、ある時はマイナスへと複雑に変化する。言葉を変えれば、我々の<心の扉>は開きっ放しではないからです。相手により、時により、場合により、開いたり閉じたりして常に微妙に揺れ動いているものだからです。


 以上のことは、大統領選を控えた<多民族・多言語・多文化・多宗教>国家である米国人だけの話ではありません。ごく身近なところでは2分おきに一組が離婚するご時世、強い絆で結ばれている〝はず〟の夫婦間でも同じでしょう。


 では、夏休みシーズンに入りメンバーが欠け多忙な今週も、心身とも健康に留意し、安全にも配慮して頑張って下さい。ありがとうございました。



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『管理者研修』 (353) 「人の動かし方は 人の本性を理解してこそ スキルとなる」

【リンク修正 加筆補充】


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寺子屋ラッキー

 
 こんにちは。今回のタイトルはここでのテーマです。また、私の好きな同一「テーマ」の2本の中の1本でもあります。


 さて、人間の祖先といわれるホモサピエンスが旧人類であるネアンデルタール人と共存した時期があったといわれる。そのホモサピエンスのルーツはアフリカだそうです。あなたはご先祖が何処から来たかを考えたことがおありですか?
 朝鮮半島経由の帰化人でしょうか。北方系でしょうか。南方系でしょうか。それとも大陸系でしょうか?


 DNAが発見される前は鼻の穴と形を真下から見て鼻の形状とその穴の形を勘案してから判断していたと歴史学者の大学教授からお聞きしたことがあります。
 その点、1年前の大事なことでも「公式の場」で尋ねられると「記憶にございません」と応える方を見てきていることもあり 古代史学者の話は簡単には信じ得ない。


 それはともかく歴史上、「人の動かし方」は<話力・金力・権(武)力>に大別できます。<人を動かす秘訣>ともなると、古今東西リーダーなら誰もが求めていたことであり、求めていることでしょう。


 ときに、戦後間もなく当時の通産省の肝煎りでアメリカから入ってきた定型教育訓練方法に、「MTP」と「TWI」があります。
 「MTP」(Management Training Program)研修は管理者向け、「TWI」(Training Within Industry)訓練は監督者向けとなっており、現在でも導入している企業はあります。
 いずれも国から移管された民間の指導機関がある。関心のある方は、ビジネス専門書あるいはネットで検索し導入経緯などの詳細を勉強するのもよいでしょう。


 「TWI」は、あなたがお住まいの県の外郭団体「職業能力開発協会」へ問い合わせても教えてもらえるでしょう。 


 「TWI」は、米国軍需工場の男女従業員の指導に当たる生産現場監督者向けとなっており、<仕事の教え方><改善の仕方><人の扱い方><安全作業のやり方>の四部から構成されている。
 「TWI」における<人の扱い方>は、人間関係を良くして部下に協力してもらうための技能のことである。何と言っても『行動科学』発祥の地、言語が違えば宗教も異なる多民族国家アメリカである。いろいろ研究した結果編み出された技能である。


 国民性は違っても、日本の事務・技術系職場の「監督者」であっても参考になることは多々あるはずです。この技能を参考に部下と接していれば職場の業務は円滑に流れ、職場の問題も未然に防げ、仮に問題が発生しても上手に処理するための参考とすることができるでしょう。


 でもどうなのでしょう? 経営資源としての<人>は〝自尊心の塊〟でありエゴイストかもしれないが、血の流れた『人間』である。女工哀史の時代とは違い「道具」でもなければ「設備」でもない。このことは多民族・多言語国家のアメリカ人も同様である。


 それでいてTWIでの<人の扱い方>とはどういうことでしょう? 人は犬猫ではありません。おそらく語彙の翻訳が適切でないと思える。内容は良いはずだが、人を物扱いするイメージがして感心しません。


 人の動かし方は 人の本性を理解してこそ スキルとなるでしょう。その点日本には「マーケットイン」の視点からの名言があり、熟読玩味する価値があると考えます。以下再掲します。


〔その1〕 『やってみせ 言って聞かせて させてみて ほめてやらねば 人は動かじ
〔その2〕 『話し合い 耳を傾け 承認し 任せてやらねば 人は育たず
〔その3〕 『やっている 姿を感謝で見守って 信頼せねば 人は実らず


 今年も終戦(敗戦)記念日の8月15日が近づいてきました。当ブログでもタイトルを変え取り上げてきましたが、関心のある方は「山本五十六『男の修行』」をキーワードに検索してお調べください。ネット世代のビジネスパーソンにも十分役立つメタタグタイトルがヒットすると考えます。何故なら世代間格差はあっても人の性(サガ)には変わりがないと確信しているからです。
 なお、当ブログは<政治・思想・文化・宗教>とは一切関係ありません。念のため。


 では、暑さに負けないようしっかり食べ睡眠をとり仕事にお励みください。御覧いただきありがとうございました。



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『話し方研修』 (282) 「(万国共通)目は口ほどに物を言う」

【リンク修正再投稿】


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寺子屋ラッキー


 おはようございます。休日朝のご機嫌はいかがですか?


 さて、事実と事実の関係を研究するのを「科学」と言い、言葉と言葉の関係を研究するのが「論理学」、事実と言葉の関係を研究するのを「一般意味論」と言います。
 言葉は道具であり十分に心を表現できるものではありません。言葉は社会的に共通の「記号」です。便利なものには違いないが、感情的な表現をするにははなはだ不完全なものです。
 そうしたことで、違った感情の動きが同じ類型の言葉の中にはめ込まれることがあり、誤解・曲解を生む要因ともなりやすい。


 「メラビアンの法則」を持ち出すまでもなく、昔から『目は口ほどに物を言う』といわれているが、万国共通のことでしょう。人間は言葉を使わなくても心を伝えることができる。ジェスチャー・しぐさ・アイコンタクトなどで、これを〝ノンバーバルコミュニケーション〟といいます。
 たとえば、スーパーへ買い物に行きレジで清算する時に、あなたは無言で買い物かごをレジの脇の台に置くでしょう。言葉を使わなくても、これ(態度)で売買契約は立派に成立しているのです。


 人間の感情はひと言ひと言で微妙に揺れ動きます。つまり喜怒哀楽は、一瞬一瞬顔に表れては消えるもの。これは、犬と話していても感じることです。
 表情豊かな人は魅力的であり、能面のような無表情な説得などは真摯な態度とはとは思えないこともある。
 大脳生理学者によると、顔面と手を動かす運動領域は他の身体の各部位に比べて格別に広いそうです。ですから、デリケートな動きができるのだといえましょう。


 「嫌よ嫌よも好きのうち」。これはかつての女性の言葉として引用されたが、必ずしも女性だけとは限らない。男性でも好きな場合に否定語を使う場合もある。多少言葉遣いがぞんざいでも、あるいは「失言」しても表情によってマイナスを取り返すことも不可能ではない。


 よく毒舌をはいても憎まれない人がいるのは、とぼけた表情の愛嬌でカバーしているからでしょう。
 反対に、たとえ心に「誠意」があっても顔に明るさがないと、人は周りに集まってこないかもしれません。人間は〝ひまわり〟に代表される花や木の葉のように、太陽の明るい日差しに顔を向けたがるものです。


 安芸広島 に伝わる「一顔、二声、三学問」というのも同じで、親鸞の教えを説いて回った布教師が、長年の体験から割り出した経験則でしょう。
 したがって、『人を説く』には、まず表情が大切だということです。ですから、管理者研修でも申し上げたとおり、あなたも心から微笑むことを入浴時に鏡を見て研究してはいかがでしょう。


 あの百万ドルの微笑で売り出したアメリカの生命保険会社の第一人者フランク・ベトガーは、お客さまのドアをノックする前に「この人が契約してくれてもくれなくても、ともかく会っていただけるだけでもありがたい。お客さまに感謝しなければいけない」と思いニッコリ笑う。その笑顔の名残りの消えないうちにお客さまの部屋へ入っていったという。


 では、パリ五輪開催を控えた週明けから企業によってはこれまで以上に忙しくなることでしょう。熱中症だけでなく新型コロナ感染にも気を付けて業務にお励み下さい。ありがとうございました。


 (参 考) 「メラビアンの法則」:非言語(55%)、近言語(38%)、言語(7%)



❒ 話し方研修講師 『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
   向かって挑戦しよう ‼」)
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