< ブログ『社員教育講師』>

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

<ブログ『社員教育講師』> - にほんブログ村

『管理者研修』 (424) 「(例示)マネジメント実践行動 15の質問」

ID:8559fx

寺子屋ラッキー


 こんにちは。年度末まで2週間となりました。「あと2週間で代金回収を済ませるのかよ。ア~ヤンなっちゃうナ」のマイナス思考ではこの先困っちゃうことにもなりかねません。それよりも「未だ半月はタップリあるぞ! 新年度に備え俺の唯一の取り柄の体力増強のため筋トレに励むとするか」と『プラス思考』するのは大事なことです。

 「ものの見方・考え方」だけでなく、今後の『サラリーマン人生』で翻弄されない積極的な生き方をするためにも必要なことだと思います。


 ときに、あなたは現在管理監督者でしょうか? このご時世を勘案すると未だ一般担当者であっても、誰しもが性別・年齢・学歴を問わずいつ「白羽の矢が立つ」かもしれない管理者<候補者>であることには間違いないでしょう。

 一概には言えないものの業種・業態・企業規模を問わず職場には様々な管理業務があります。思いつくままランダムに書き出してみます。


【管理業務の例示】;①人事管理 ②労務管理 ③予算管理 ④収入管理 ⑤服務管理

            ⑥納期管理 ⑦文書管理 ⑧運用管理 ⑨システム管理
            ⑩工事管理 ⑪品質管理 ⑫工程管理 ⑬安全管理 ⑭委託管理
            ⑮顧客管理 他


 では、「管理とは何か?」を考えたことがおありでしょうか。ここは「寺子屋」であり学問を論ずる場ではありません。『管理』という用語にプラスイメージを持つ方とマイナスイメージを抱く方がおいででしょう。関心のある方は〝意味付け〟あるいはその方法を「経営学」および「管理論」並びに「マネジメント論」をネット検索およびビジネス専門書籍で自学自習して知識の習得を図ってください。


 大切なことは作文は避けて「管理者の反省」として管理の具体的行動を定期的に振り返ることではないでしょうか。以下例示しますので職場実態に合わせてお考えください。


★「管理者具体的行動への質問15」


 1.職務権限が明確になっているか。


 2.職務分掌が明確になっているか。


 3.指示を的確にしているか。


 4.報告を的確に受けているか。


 5.部下の能力を把握しているか。


 6.部下に対して教育をしているか。


 7.会社の方針を理解しているか。


 8.部の方針を理解しているか。


 9.会社・部の方針を部下に徹底しているか。


 10.課の業務を分かりやすく説明できるか。


 11.会社・部の方針を具体的にしているか。


 12.服務管理はされているか。


 13.必要なデータを決めているか。


 14.必要なデータを的確に管理しているか。


 15.部内会議の内容を課内に周知徹底しているか。etc.


 では、新年度を控えたご多忙期、今月も心身とも健康に留意して業務遂行(〇すいこう、×ついこう)にお励みください。ありがとうございました。


 『より多く奉仕するものは より多く報われる』 (ロータリークラブ理念を意訳)



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』  (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」

<a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/management/businessschool/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ" /></a><br /><a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank">にほんブログ村</a>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『管理者研修』 (423) 「ポケベル時代での チョッといい話」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。私にも限られた数ですが持ちネタがあります。今回はその一例です。前にブログ講演会『リーダーシップ』シリーズの中で紹介したことがあります。国立大学合格発表時期がくると当時を思いお越しながら投稿することにしています。


 さて、東京大学は10日、2024年度の入試結果を発表するとのことです。毎年この時期になると想い出す私の好きな話をご紹介します。


 今回申し上げることはベル打ちを得意とした女子高生にも人気のあったポケベル当時の古い話です。今年4月から進学・就職で家を離れるお子さんだけでなく、大きいお子さんがおいでの方は、次のお父さんと息子の話を「空(から)の巣症候群」の参考事例としてもチョッと聞いてみてください。 


 太郎君は、高校3年で大学進学希望者だった。彼は東大を受けたかったが、担任は現役ならば東北大をと薦めた。そこで、先生のアドバイスどおり東北大を受験した。  
 受験後東京へ戻って発表を待った。自信もあったのでしょう。SNS到来時代の前である。結果は記念に残るようにと、電話ではなく電報で知らせてくれるようにと既に進学していた高校の先輩に頼んでおいた。
 当日を待って電報がきたらすぐ父親の会社へ電話をして、合格した旨を知らせるつもりでいた。


 発表当日に至急報がきた。『サクラチル ザンネン オチタ』


 彼はショボンとしてしまい、父親へ「お父さんすみません。今電報がきたんですけど、僕落ちました」と言いたかったが、結局自分では電話できなかった。見かねた母親が代わりに結果をご主人に知らせた。父親が奥さんに言った。「太郎を電話口に出しなさい」  


 てっきり叱られると思った太郎君は、「お父さん、すみませんでした」と、一言いうのが精一杯だった。それを聞いた父親は、 「何を言ってるんだお前は。お父さんはチットも怒っちゃいないよ。いいかいお父さんはナ、本当は嬉しいんだよ。だってそうだろう。お前が受かってりゃ、4月からは仙台行きだろ。お父さんと生き別れじゃないか。それがもう一年一緒に暮らせるんだぞ。来年はしっかりやれよ。頑張れ!」
 父親はもっと励ましてやりたかったが、息子は一方的に電話を切ってしまった。  


 ご主人が家へ帰ると奥さんから「あなた太郎に何をおっしゃったの? あの子泣いてましたよ」と告げられた。父親からこういう言葉を言われたら、息子としてはそりゃ嬉しいですよネ。彼は一年浪人して翌年は希望通り合格したそうです。このようなお父さんはいいですよ。  


 それをですね。うっかり、「馬鹿モン ‼ だから滑り止めも受けとけとあれほど口を酸っぱくして言っただろうに。お前はもう子供じゃないんだぞ。浪人することで母さんが家計のやりくりでどれだけ苦労するかを少しは考えてみたことがこれまであったのか。違うかね。第一な、・・・・・・」といえば、「そりゃそうだよ。親父の血を引いてるからな」と反発されることになったかもしれません。  


 サラリーマンの内面的態度形成の要因には、これまでにも申し上げてきたとおり育った「家庭環境」、殊に『家庭内リーダー』である<親>の存在が大きく影響します。
 既に50代入りした就職氷河期育ちの太郎君も、おそらく上司・同僚・お客様に<心配り>のできる「後継者育成」にも熱心なビジネスパーソンとして活躍していることでしょう。 


 以上は「家庭内リーダー」としての『親』の子供に対する<思いやり>の家庭事例として機会があれば紹介しています。お読みいただきありがとうございました。


 では、今日は「桃の節句」のひな祭り。 真冬並みの寒さですが、どこかで春が生れていることでしょう。お宅では五目ちらしと蛤(ハマグリ)のお吸い物が用意されあなたのお帰りを待っているかもしれません。間もなく終業時間帯に入ります。帰宅時は足元に気を付けてお帰りください。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう
<a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/management/businessschool/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ" /></a><br /><a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank">にほんブログ村</a>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (313) 「できれば 綺麗に聞こえる 鼻濁音」

                            (2020/03/13 18:53 投稿分)
                            【リンク修正 記事補充】
ID:8559fx
寺子屋ラッキ


 こんばんは。今回は「一口アドバイス」です。独りよがりなタイトルで恐縮です。これだけでは何が綺麗に聞こえるかが分かりません。タイトル修正は時間ががかかるため言葉を補充しませんが、「発音」です。


 ときにあなたは小学校当時、国語の時間に先生から指名され、教科書を自席で立って読んだ記憶がおありですか。あるとすれば先生から『鼻濁音』(びだくおん)を注意された覚えがあるでしょうか?


 「ゆとり世代」とは違い小学校から「英語」および「プログラミング」教育が必須化されている現在、鼻濁音は不必要な知識の部類に入るのかもしれません。仮に知っていたとしても、出来ないから恥ずかしいものではありません。反面、発音が綺麗に聞こえることも確かです。因みに、次の言葉を読んでみて下さい。


 〇 「小川」、「小学校」


 「おがわ」、「しょうがっこう」ですね。ただ、話す時には、「おか゜わ」、「しょうか゜っこう」と発音します。
 「か゜」は、「パ」と違い見かけない表記ですが、『鼻濁音』を示す特有なもので鼻にかけて発音します。これができないと、発音が〝キタナク〟聞こえるかもしれません。


 この<コツ>は、頭に「ン」を付け、「ンが」、「ンぎ」、「ンぐ」、「ンげ」、「ンご」と発音することです。「鼻濁音」の練習をすれば、あなたの言葉が聞き手には〝キレイ〟に受けとめられるでしょう。
 ただし、これには規則性があり一文字目の場合、たとえば「学校」は「がっこう」とそのまま発音します。


 かつて、某民放局で夜11時からのニュースアナウンサーを公募したことがありました。主婦(?)が採用されましたが、この「鼻濁音」ができず視聴者から不評を買ったと聞いたことがあります。おそらく他の理由もあったのでしょうが、間もなく降板となりました。


 「鼻濁音」の発音ができない人は、私が好きな坂本九を始めとする歌手のほかタレントにも思いのほか多いものです。『敬語』と違い「知らない(できない)からどうした?」ということではありません。その点九ちゃんの場合は、持ち味の一つとして溶け込んでおり全く問題ないと思えます。


 鼻濁音については、中学校の国語の「口語文法」の時間で習った覚えがありますが、今は学習指導要領には入っていないようです。関心のある方は、詳細をネットあるいは図書で調べてお試し下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
<a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/management/businessschool/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ" /></a><br /><a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank">にほんブログ村</a>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (312) 「話の巧拙の決め手は、<間>の生かし方にもある」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー

 
 こんにちは。


 さて、話し方には『原則はあっても原理はない』が当方の持論であり、前にも申し上げたことです。今回採り上げる『間の働き』については、あくまで<原則>です。


 「間」というと、戦前戦後のラジオ放送『宮本武蔵』の朗読で全国津々浦々に知れ渡った徳川夢声氏がいる。「話術の神様」あるいは「間術の名人」とも評された。
 『我以外皆師なり』。興味のある方は話の達人の〝話しぶり〟をネットで勉強してみるのも参考になると思います。
 ただし、書籍は別として講演録ともなると残念ながら過去の人です。NHK・国会図書館以外では、ネットオークション市場に時折出品される音声シリーズ商品内の一部を除き入手不可でしょう。


 ところで、NHKのニュースアナウンサーが1分間に話す文字の量は、350文字前後と聞いたか読んだことがあります。確かに聞きやすい速さなのですが、多忙なビジネス現場では〝モタツイタ〟感じを受けるかもしれません。 
 その点、かつてのベストセラー『窓際のトットちゃん』以来ファンになった現在テレビから流れている「徹子の部屋」の黒柳徹子氏は、若い頃「早口」で有名でした。では、早口ではいけないのでしょうか?


 仮に、黒柳徹子氏の早口を矯正したらどうなるのでしょう。おそらく<個性・持ち味>は消えることでしょう。黒柳徹子氏の語尾は「です、ます」がはっきりとしており、「リズム感」があります。また、黒柳氏の声は最近はともかく、良く透る、響く声でもありました。
 さらに言えば、話術の名人と言われた徳川夢声氏とは違う、<でも・マ・ちょっと・わりと・やっぱり・ほんとうに>をはじめとする一見せっかちとも思えるムダ言葉が『間(ま)』にもなっている。そのため、聞いていてよく分かる。


 「徹子の部屋」でのゲストについては、日々事前勉強してから収録に臨んでいるのは番組の性格からして当然でしょう。しかし、ポイントをついた話の引き出し方〔質問の仕方・相づち・うなずき)は上手いものです。
 同氏に対する評価は人によって当然わかれるとはいえさすがプロであり、ここに長寿番組の〝秘訣〟があるように思えます。


 ネットコミュニケーションの現在でも、労務管理の基本は、「聞(聴)くこと」と言っても過言ではないでしょう。本・ネットでは学べない『聞き方』の生きた教材にしたいものです。
 余談ですが、この黒柳さんでさえ、結婚式のテーブルスピーチでは、失言し失笑をかったことがあるとご本人が語っていました。


 ときに、スマホで会話を交わしているご時世、『話は間術なり』と言っても理解できない方もおいででしょう。間(ま)というのは息が切れたからチョット一服というような単なる“息継ぎ〟ではありません。


 例えば、二人のセールスマンが同じ標準的な販売技法・話法を使って、同じ商品を同じ条件で提供したとします。顧客側が<買う・買わない>と、そこに二つの違った結果が生じてくる要因は何でしょう?
 その一つは、一方は〝間(ま)〟を活かし、一方は平板な一本調子で違った方法で語るからだということもあります。


 <間>のない話は〝間抜け〟とも呼ばれ効果がないだけでなく、時には〝間違い〟を惹
き起こす。換言すれば、意識し緊張した沈黙です。話の流れを積極的に躍動させる「声なき声」とも言えます。


 話の中に間を置くのは、それによって話しの意味をハッキリと相手に伝え、話の中身を強く印象付けるためです。イントネーションや間のない無表情な声で話す人は、仮面をかぶって話すのと同じとも言えます。


 話が上手いか下手かの決め手は、<間>が生かされているかいないかにもあるとも言えます。ここで改めて大別すると、
 第一が 相手に考えさせる間、
 第二が 賛同を得る間、
 第三が 期待を抱かせる間
 の三つとなる。効果的な間の取り方は簡単そうでも余程意識しないとできるものではあ
りません。


 では、SNSのご時世お金をかけずに習得する方法はあるか? ありますね。成功者もいます。当ブログでは5年前に<宿題>を入れて投稿しました。


 江戸幕府が瓦解する2年前アメリカ第16代大統領に就任した努力の人<エイブラハム・リンカン(教科書表記)>を例に挙げ、『新聞』を教材として独自の話し方を体得したエピソードを紹介したことがあります。


 ただ「実践なき知識はゼロ」です。「何もしないで昼寝して」ではいかにも虫が良すぎて責任を持てません。短時間でも日々実行すればの話しです。何事も『行動無くして効果なし』です。今回も御覧いただきありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』  (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
<a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/management/businessschool/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ" /></a><br /><a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank">にほんブログ村</a>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『社員研修』 (276) 「禍福は糾える縄の如し 抜擢人事に(も)備えよう」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。今日は「雪の2・26事件」があった日です。持ちネタとしてのエピソードがあります。しかし、太平洋戦争もご存じない世代が増えている現在、採り上げる話題とは思えないためブログ内容を差し替えることとしました。


 さて、誰がいつから言い出したのかは知りませんが、『名選手必ずしも名監督ならず』という言葉があります。言い得て妙であり、サラリーマンも例外ではないでしょう。
 働き方改革が問われている現在、職場で日夜奮闘している上司を見ている一般社員の中には、「俺(アタシ)は昇進してまで苦労したいとは思わないナ。それよりも今の慣れた仕事が性に合っているから、このまま続けられりゃそれでいいや」という方もいることでしょう。


 しかし、経営資源としての人を採用し<お金・時間>を投じてきた会社には全社的視点での都合があり、個人的事情を会社がどの程度斟酌するかは別として、このご時世本人の希望が必ずしも叶えられるとは限りません。


 当ブログの「職場第一線リーダー」は、だいたい課長相当職(特別管理職)を念頭にこれまでお話してきました。あなたは、今は未だ部下のいない中堅社員の立場であれば、おそらく専門性を発揮して担当業務に精励なさっていることでしょう。
 とにかく職場では、現在チームリーダーではなくても後輩のリーダーではあります。あるいは妻帯者であれば、家庭のリーダー(?)であることには間違いありません。 


 経済紙あるいは業界紙の人事異動欄を見ていても、企業ではこの混迷の時代を乗り切るために様々なプロジェクトチームが組まれていることが類推できます。あるいはタスクフォースの名称で編成している会社もあることでしょう。
 貴社の人事規程がどのようになっているかを知りませんので、プロジェクトチームのリーダー起用に人事異動発令が伴うかどうかは、部外者には分かりません。
 ここで申し上げたいことは、小集団活動のリーダーを除き、そのような臨時組織のチームリーダーにあなたがいつ任命されないとも限らないということです。


 仮に、ベテラン上司が仕事の疲労で長期入院したとすると、職種によっては空きポストのままにできず、後任を他事業所あるいは他部門から適任者を求めるとは限りません。年功序列型雇用形態が廃止されているかどうかとは別に、たとえ年次的には若くても当該職務に精通したあなたを会社が期待し、急遽抜擢する可能性は十分考えられます。


 そのようなことから実力があれば、いつ「白羽の矢(いい意味での)」が立つか分かりません。その時になって戸惑わないよう自己の担当業務だけではなく、前に『上司補佐五つのリクワイヤメント』に記載したとおり、普段から上司の「代理・代行」ができるようにも努めたいものです。その姿勢がプロであり,これからの<生き残るサラリーマン>の〝あるべき姿〟とも言えましょう。


 仕事が人を育てます。換言すれば、仕事を通して人は育ちます。仕事が社員の「潜在能力」を引き出し人的資源に資することは、OJTに当たるあなたの上司も例外ではないでしょう。
 そのようなことから、若手社員も上司先輩のバックアップができるよう、やはり自己の担当業務だけに拘らず、仕事の幅を広げておくことをお奨めします。
 そのためには、「自己啓発」をするだけでなく、同僚同士「相互啓発」できるのが〝あるべき姿〟です。


 人材は会社の財産であり「企業の宝」です。このような『職場風土』が形成されれば組織としてのメリットが発揮され総合力はアップし、この混沌とした時代を乗り切ることができるものと考えます。


 なお、職場が人材育成面では<不平等の平等>が許される厳しい世界であることを承知で申し上げています。ビジネス現場での『自己啓発』については、タイトルを替えこの先ご一緒に考えて参りたいと思います。


 では、今日も一日お疲れ様でした。ご覧いただきありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』   (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
 向かって挑戦しよう ‼」)
<a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank"><img src="https://b.blogmura.com/management/businessschool/88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 経営ブログ ビジネススクール・セミナーへ" /></a><br /><a href="https://management.blogmura.com/businessschool/ranking/in?p_cid=10989973" target="_blank">にほんブログ村</a>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・