『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (293) 「アイデアは永遠にして不滅のもの」 (その1)

【2021年12月28日投稿分 記事補充】


ID:8559fx


 おはようございます。


 さて、職場の問題解決に欠かすことのできないものにアイデアがあります。もしもアイデアが無くなったら、それは「人間の歴史の終わる時だ」とまで言われているほどアイデアは重要なものです。


 アイデアの重要性については、あなたも既によくお分かりのことと思います。「三人寄れば文殊の知恵」です。企業によっては「アイデア発想会議」を実施している会社もあることでしょう。


 一番良く知られているのが頭の中に嵐を起こす意味での「ブレイン・ストーミング法」です。ブレイン・ストーミング法(略してブレスト)のルールは下記の「四つの約束事」だけの簡単なものであり、頭の柔らかい感性豊かな若手社員にはとっつきやすいといえましょう。


 (1) 他人の発言内容はいい悪いの批判を一切しない。
 (2) 世間の常識にとらわれない奇抜な発想を歓迎する。
 (3) 人の意見に刺激されて乗っかることは全く問わない。
 (4) 質を問わず量を大いに求める。


 そこで雇用形態が複雑化している現在、誰にも分かる改善のヒント(キーワード)を次回挙げてみます。
あんりしゃ
 でも、どうなんでしょう? 前に「卍亭(桂離宮)」を例に挙げ申し上げた距離空間としての個体距離(1.2m)が3密防止で維持できないご時世です。直ぐに使える集団発想法としてのブレストがカメラ・画面を通してのオンライン職場を想定すると、問題解決会議を含め白熱した意見を交わす場の設定からしてその効果の程には疑問が残ります。ベテラン上司・先輩の皆さんはいかがお考えになりますか?(続く)


【参考】 : 次は教場での「創造力開発」の体験実習の資料として作成したものです。30年
      前から見直すことなく未だに使っている「直観力テスト」の抜粋です。 例題を参
                考に仮名を並び替え意味の分かる言葉を考える問題です。よろしければお試し下
                さい。
       一発回答できないのが普通ですが、同じ文言を繰り返し呟いていると思いつく
     かもしれません。これが<ヒラメキ>です。(補足記事は別途投稿)
      答はこれまでと同じく次回の最後に記載します。


     (例)  とっえるし ☞ しるえっと(シルエット)
        えきちうば ☞ うえきばち(植木鉢)


       (1)かづみみつ ☞
       (2)のきしなび ☞
       (3)らかまめん ☞
    (4)こいろきこ ☞
    (5)あにとぴす ☞


 では、貴重な洗濯チャンス日とも言える陽射しタップリのお天気ですが、熱中症にも気を付けて仕事にお励み下さい。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

『話し方研修』 (222) 「言葉遣いより心遣い できれば添えたいクッション言葉」

【2019年12月25日投稿分 記事補充】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。昨日財務省が発表した2021年度の法人企業統計では、2業種を除く全産業の経常利益は過去最高だったとのことです。今年度上半期の決算も上方修正する企業が続くように思えます。御社の場合はいかがでしょう?


 ときに企業(組織)では、上司の命令は違法なもの、あるいは社内規程・規則に抵触しない限り普通は従わなければなりません。それでも、〝No〟と言わざるを得ない場合もあるものです。


 たとえば、納期の迫った案件処理に追われ時間的に余裕がないときに別の仕事を指示されることもあるでしょう。
 その場合ただ「出来ません」では、上司に不快の念が残る。上司にはキチンと事情を説明し了解を得るか、話し合って代替案を出すなどして、上司の判断を仰ぐのが良いでしょう。これが、『言葉使いより心遣い』の一例です。


 また、結果的に断るにしても一言添える気配りも必要でしょう。それが「クッション言葉」です。職場の「マナー」ともいえます。次を参考にあなたなりにケースバイケースで使い分けてみて下さい。


 〇 「すみませんが」(×すいませんが)


 〇 「申し訳ありませんが」


 〇 「残念ですが」


 〇 「せっかくですが」


 〇 「あいにくですが」


 〇 「お手数をおかけしますが」


 〇 「失礼ですが」


 〇 「恐れ入りますが」


 ○ 「差し支えなければ」


 〇 「思い違いかもしれませんが」


 〇 「ご迷惑でしょうが」


 〇 「勝手を申しまして恐縮ですが」etc.


 この先はテーマを代えて部下の立場から申し上げます。


 公務員の世界では来月初旬が下半期賞与支給の時期となりました。消費者物価指数が上昇する中でサラリーマンは会社の経理事情が許す範囲で冬のボーナスを期待したいものです。
 では、また次回も遊びにおいで下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

『管理者研修』 (292) 「報告での事実関係は 質問で過不足をチェックしよう」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 おはようございます。出社された方は今日も通勤お疲れ様です。


 ときに当ブログでは、職場での「話の<目的・働き>」の中で、あるいは持論である「上司補佐五つのリクワイヤメント」の一つとして『報告』を取り上げ、その重要性を詳述したことがあります。
 たとえば、次のようなことを職場でみかけることはないでしょうか。オンライン職場は職場実態に即して適宜お考え下さい。 


 〇 報告時に上司から意見を求められても、自分の意見がない。


 〇 顧客情報を独り占めにし、上司へ提供しようとしない。


 〇 上司への報告に主観を交えるため、事実にフィルターがかかりが歪曲されて伝わる。


 【悪い報告】は早ければ早いほど次善の策としての手を打つことができます。ですから職場マネジメントでは、具体的方法は前に申した通り<質問>を活用して「事実で管理」することが肝要になってきます。そのためには『言わない嘘(うそ)』に気を配ることが大事です。この意味は「言っていることは正しいが、都合の悪いことは言わない」ということです。


 孔子の教えに『罪を憎んで人を憎まず』があり、お釈迦様は『嘘も方便』と言っている。子供や夫婦間あるいは職場の人間関係維持のための嘘なら許容されても「業務報告」では是認するつもりはありません。


 教場での社員研修では「仕事は失敗を恐れずチャレンジしよう ‼」と言っても、減点主義の職場では『創造力の発揮』も含め簡単なこととは思えません。
 「なんだよ。年末へ来てこんなことになっちゃって弱っちまったナ。ついてネ~や。マァいいか。バレたらバレたで謝るとして取り敢えず『結果報告』だけは済ませておくことにしよう」ということは、よくかどうかは別として職場で見聞きすることです。
 また、『言わない嘘(うそ)』はどこの世界にでもあることであり、メディア報道でも知る通り決して珍しいことではありません。


 問題は、仮にこのようなことが常態化していた場合です。管理者にとっての実践的『職場の問題解決』の対象になるでしょう。問題解決手法は数々あれど、一例としてその手順に則り「言語データ」で現状を洗い出して分析し核心的原因を把握し<手を打つ>必要があるかもしれません。


 刑事罰に該当する偽装表示をはじめ殊にその原因が企業体質(組織風土)に起因していた場合には、企業の存立にかかわることもあり看過できないと思えます。
 「企業パラダイム」の転換ともなると容易なことではなく社員教育(研修)から経営コンサルタントの範疇に踏み込むことにもなるでしょう。ベテラン管理者である上役・下役・ご同役のあなたはどのようにお考えになりますか? 


 では、大手企業の冬のボーナスが過去3番目に高いとテレビニュースが報じています。来年3月の春闘高額回答への「前兆」および中小企業への波及効果を期待したいものです。今日も一日お元気で。お立ち寄り頂きありがとうございました。


『追記』: 今朝のブログ作業を短時間で済ませるため今回は「予約投稿」しました。しかし、今朝8時の公開記事の更新作業をするに当たり記事内容を見直し加筆修正しました。そのため公開時とはニュアンスが変わっています。ご了解ください。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成

 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

『話し方研修』 (242) 「人間関係を円滑にする 会話の目的と機能」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


  おはようございます。何事もそうですがTPOに応じて目的をしっかり掴んでの行動は、非常に大切なことです。『目的』だけは忘れない。これだけは敢えて強調したいと考えます。職場での話も同じです。
 したがって、目的を達成できない話は効果があったとは言えず、『上手な話し方』とは言えません。「報告の仕方」でも申し上げた通り、場合によっては〝雑音〟であり、逆効果になることもあります。『会話』にしても然りです。会話の目的を覚えておいでですか?


 会話の目的は、日常の『人間関係』を円滑にすることです。会話は話し方の巧拙よりも、お互いに「共通の話題」で会話(快話・回話)とするのが好ましいあり方です。


 でも、どうなんでしょう? 実際には「日常会話」でのつまらないことで角突き合い、本来なら最も良い人間関係の〝はず〟の夫婦間でも、いつ『信頼関係』が崩壊しないとも限りません。ビジネス現場では〝何をか言わんや〟で「油断禁物」です。
 反面、虫が好かなかった相手と出張した折に同室となり、素面(しらふ)での会話を交わすことで誤解が解け、『昨日(きのう)の敵が今日の友』になることは決して珍しい話ではありません。


 その点、世間には人見知りの性格だけでなく人付き合いが煩わしく不得手とする人がいます。そのため周囲との折り合いが悪く孤立化することはどこでも見かけることであり格別視することではありません。
 あなたもご存知の明治時代の文豪二葉亭四迷の『浮雲』に登場する主人公「文三」も同じです。せっかく処遇が上がったのにもかかわらず上司と折り合いがつかずやがて職場に居づらくなり退職していく行(くだり)が印象に残っています。 


 余談はさておき仕事を進める場合、コミュニケーションの良し悪しで仕事の「成果」が変わってきます。情報過多のSNS社会だからこそ殊のほか大切なことです。
 風通しの良い職場とはノミュニケーションの有無でもなければ「仲良しクラブ」でもありません。


 職場での仕事をスムーズに行うためには、相手により適度な「車間距離」を取りつつも『コミュニケーション』を円滑に図り<話す・聞く>必要があります。
 そうでなければ、企業・官公庁・団体などの組織内における<情報の共有>が図れず業務に支障を来さないとも限りません。情報過多のSNS社会だからこそ殊のほか大切なことです。


 テレワークの時代、人前でスピーチする機会は減っているものの会話は煩わしく思っても交わすことでしょう。繰り返しになりますが、日常会話というものは休憩時間・時間外にメンバー同士で相手との共通の話題を切り出し、あとは上手な<質問・相づち>で会話を弾ませるのが〝理想〟です。


 では、今回はここまでとします。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
   しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

『管理者研修』 (244) 「学校では教えない 管理者基本行動(命令・指示の与え方)」 (その1)

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんにちは。あなたにとっての<自己実現>とはどのようなことでしょう。多少でもそのヒントにして頂ければと前2回『自己啓発』について申し上げました。


 ときに『話し方』はプロのアナウンサー、司会者など話すことを〝生業〟とする人だけに求められるものではありません。しかし、サラリーマンは人前でのスピーチは不得手でも、日常の業務活動に生かせる【実践的話し方】に無関心ではいられません。


 管理者がマネジメント活動で資金効率および投資効率の向上並びにサービスの向上をはじめとして創意工夫している職場では、『コミュニケーション』のあり方一つを例にとってみても〝あるべき姿〟どおりには中々いかないものです。


 例えば恒常業務はともかく仕事の命令・指示を出すということは、部下という<人間への働きかけ>です。「俺がそこまで説明しなきゃ、お前は分からんのか !!」と言うのは、上司の勝手かもしれません。納期までに仕事が完遂されたとしても仕事の〝出来栄え〟に差がでてくることもあり、必ずしも管理者が期待する成果が現れるとは限りません。


 かつては見かけた「ツーカー仲」が死語となりつつあるご時世です。「俺とお前の仲だから、そこまで言う必要はないだろう」と高を括っていると問題を生じることもあるでしょう。職場では以心伝心を期待すると、〝誤解・曲解〟を生む要因ともなりかねません。
 ですから、命令・指示を良く理解させるためには、部下にそのことを質問させたり復唱させたりするなどしての「相互確認」が必要となります。  


 普通命令・指示を出す場合には、組織全体(職場のチーム)と個々人にその対象が分かれます。また業務内容によっては、文書(社内メール)にした方が良い場合と、口頭で命令した方がいい場合とがあります。これらの使い分けを適宜適切に行う必要も出てきます。


 命令・指示で注意することは、「コトバ」の遣い方です。そのため、言葉にも無関心ではいられません。したがって働き方改革が求められるご時世、管理者がいくら多忙ではあっても、仕事を命令・指示する際にはただ伝えるだけでなく、加えて部下への「動機づけ」を勘案する必要もあるでしょう。


 いずれにしろ命令を与える際には、仕事を進めるのに必要な事柄は、間違いなく部下に伝える必要があります。大切なことは言葉を出し惜しみせず、伝えるべきことは関連情報も含めキチンと話すことに留意したいものです。


 併せてこの機会に<歴史・民族・言語・宗教・習慣>が異なる人間関係論発祥の地(米国)での『人間関係論』を勉強してみてはいかがでしょう。生成AIに照会しても質問の仕方もあり「動機づけ理論」をどのように回答してくるかは分かりません。(続く)


 では、終業時間帯に入りましたのでここまでとします。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成
 しよう ‼」)
マネジメント - ブログ村ハッシュタグ
#マネジメント

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・