『社員研修』 (224) 「会議では 批判恐れず 潜在司会者としての 役割を果たそう」
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寺子屋ラッキー
こんにちは。まいどおおきに。
さて、オンライン職場でも定例会議のほか各種会議が開催されていることでしょう。会議には議長、座長、司会者といったリーダーがいます。これを顕在司会者といいます。その点会議メンバーは潜在司会者といいます。会議を意義あるものにするため、特に一堂に会しての会議で発言するときは、TPOを勘案し次の五つを意識してみて下さい。
先ずは、聞き手の反感を招かないこと。
突如思いがけない提案をパット出し、聞き手にショックを与えて悦に入っている方がおいでですが、これでは参加メンバーの同意を得ることは難しいでしょう。聞き手の知っていることからあなたの提案を導入していった方が受け入れ易いものです。自分本位の知識や情報を自慢げに語ると、どんなに良い提案であっても他の人の反感を買うでしょう。
第二は、提案を具体的に述べること。
抽象論では、いたずらに議論の種をまくだけで、時間の浪費となります。よく会議が混乱するのは、抽象論のやりとりが多いからです。したがって、あきらかな「事実」を挙げる必要があります。その他、間違いのない統計数字を示すのも良いでしょう。
事実や統計数字を示すことによってあなたの提案はハッキリと聞き手の頭に入っていく。その事実や統計数字があいまいであればあるほど、あなたの提案の価値は薄れていくものです。
第三は、話しの焦点を絞って順序良く簡潔に述べること。
同じことをクドクドと話さず、話しを枝葉末節へそらさない。そのためには主張点を明確に打ち出し、要領よく手短に話すことです。
限られた会議時間の中では、発言時間が短いほどあなたは好意をもたれることでしょう。好意をもたれなければ、どんなに立派な提案もスンナリとは通らないように思えます。
そこで、主張点をハッキリ先に述べ、あとからその理由を説明するという話しの順序を踏むことです。
「私の提案はこうです。その理由は二つあります。その第一は・・・・・・、第二は・・・・・・」といったふうに。
第四は、スッキリと話しを組み立てること。
提案理由をわかりやすく理解しやすくさせるため、説明する際は次のように話を組み立てるのが良いでしょう。
(1)どこに問題があるかを述べる。
(2)改善する提案の狙いを述べる。
(3)実際にできる具体策を述べる。
こうした三段構えで説明すると話しはスッキリしてきます。
最後は、タイミングを選ぶこと。
他人の提案とにらみ合わせ、会議の進行にうまく合わせて提案を持ち出すことです。何事にもタイミングが大事です。提案を出す潮時を考えないと<損>をします。
上手な提案者はみんなの考えがその一点に向かって集まってきたときに有効なヒットを飛ばします。
モニター会議には慣れていても対面会議に不慣れだからと並び大名では潜在司会者としての役割(権利・義務)を果たしているとは言えません。TPOを勘案し「批判恐れず体当たり」の精神で発言するよう頑張ってください。
では、良い週末を。ありがとうございました。
❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)
#マネジメント
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