『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (311) 「注文の多い料理店。管理者は職場に <問題意識の醸成>を」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 こんばんは。今日は春一番が吹いたと報じられていますが、「雪の2・26事件」の歴史的事実が信じられません。酷暑の夏の前触れでしょうか。それとも三寒四温?


 さて、技術革新をはじめ日進月歩、場合によると秒進分歩とも思える速さで世の中が進展する時代です。言い古された言葉に『現状維持は退歩』がある。そのため、管理者は毎日が「問題解決の連続」と言っても過言ではないでしょう。したがって、雇用形態が複雑化している職場に<問題意識の醸成>を図ることが肝要でしょう。


 ところで、あなたは「問題意識」をどのように意味付けておいでですか?


 問題は、<発生型・探索型・設定型>に大別するのが分かりやすく、一般的でしょう。詳細は専門書に譲ることとして、簡単にいえば「あるべき姿と現状のギャップ」です。職場での問題の具体例は色々考えられるが、生産現場と同じく<遅れ・不良・ムダ・ミス・コスト>といった問題点を生ずると思えます。


 したがって、管理者は職場の問題意識はどうかの現状を分析・把握することも必要でしょう。たとえば、


 〇  問題の存在にそもそも気が付いていない人がいる。
 〇  不平不満を周囲にぶつける人もいる。
 〇  反面、現状をキチンと<事実・意見・感情>とに分析できる人もいる。
 などが考えられる。


 では、現状分析できる人とはどのような人を指しているのでしょう。その特徴を「態度」面から申し上げると、
 〇 問題の要因が数多くあることに気付き、その因果関係も分かる。
   〇  自分自身もその一要因と感じている。そのため行動姿勢は、解決行動へまっしぐらに
  突き進む
 という態度である。
        
 サラリーマンの『究極のゴール』が先延ばしになってきているご時世です。この『問題意識』はあなたがご自分のサラリーマン生活を振り返り、ときには「一人密かに」ご自身に問いかけてみることも必要なことではないでしょうか。
 日々「辛抱」を強いられている管理者である貴方の「痛み」は他人には容易に察しが付きません。それでも時には、能登の被災者の方々に身を置き換えお励みください。


 では、ご覧いただきありがとうございました。



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『管理者研修』 (287) 「継続は力なり 塵も積もれば山となる」(その2)

                           <紛失記事 再投稿>
【2023年12月17日投稿分】


ID:8559fx
寺子屋ラッキー


 企業規模にもより一概には言えないものの、あなたはご自分の仕事だけではなく、できれば会社全体の仕事について全てを知ることが必要です。それは自分の仕事との関係を知るために、欠かすことのできないことだからです。


 少なくともご自分の仕事については、その「全てを知る」必要があります。そうすれば『問題』がどこにあるか、ということも非常にはっきりしてきます。次に、それらの問題点を評価し、<改善>のための本質を見極めるのです。これが『多くを見逃す』ということです。


 次にはその中から本当に重要なことだけを、ほんのわずかでよいのですから、改善し解決していくことです。一度にあれもこれもというのは〝欲張り〟というものでしょう。「労多くして功少なし」とならないよう『パレート(80対20)の法則』に則り、<重点指向>することが肝要なことです。


 社員各自がほんのわずかの改善をすれば、部門全体、会社全体としては大変大きな〝成果〟を生むことができるのです。しかもこれは時々思い出したようにやっていたのでは、あまり効果はありません。『塵も積もれば山となる』といいます。少しずつでも良いのですからこれを継続し、問題解決も習慣化を図りたいものです。
 『継続は力なり』という言葉もあります。「習慣化」という武器(考え方)は、<仕事の改善>だけでなく、あなたの『能力開発』についても共通していえることです。


 最後に、9月1日投稿の「遅ればせながらの 真夏の夜の夢」(『社員研修(173)』)の中で<賃上げ>について次の通り申し上げました。


― 「賃上げの考え方が浸透してきていることは歓迎すべきことです。欲を言えば5%からさらに2.4%増やしバルブ期の社債にあった7.4%となれば文句なしです。理由は上記した通りです」 ―


 10年間賃金倍増を目途に元金据え置き複利計算昇給年7.2%は来年の春闘次第では一部企業とはいえ、希望的観測から実現可能性が見えてきたことはインフレ時代に歓迎すべきことです。同時に従業員はコスト意識だけでなく【労働分配率】にも関心を持つことが肝要なことだと考えます。機会があれば例を挙げ別途申し上げます。


 年末年始を控え休日出勤の方もおいででしょう。お疲れ様です。では、また次回に。ありがとうございました。


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『管理者研修』 (310) 「改善提案は <指導・育成>の 機会として活用を」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。昨晩放映された「第88回 欽ちゃんの仮装大賞」に触発され、所感は別途記載するとして、テーマを『アイデア』に戻し前回(309)に続けます。


 でもどうなんでしょう? そのような場合、ただ<頭から否定>するのはいとも容易いことです。そうではなく、それが部下の<経験不足・情報不足>などから言っているのであれば教え諭す。あるいは後日時間を設け相談に乗りさらに良いアイデアにする姿勢が管理者には求めたいことです。これが『部下指導・育成』における<機会と方法>の一つです。


 言うまでも無く管理者は、職場マネジメントにおける仕事の側面で、部下に対して常に改善を奨める立場にあります。しかし、部下が折角よいアイデアを提案してきてもこれを潰してしまう管理者はいないでしょうか?


 ポストレス化の時代、「スパン・オブ・コントロール」を超える部下を抱える管理者もおいででしょう。部下を使うは苦を伴う。そうした中、高学歴でもTPOを考えない<部下の言い方>に問題が起因するケースも当然あることでしょう。
 だからといって「ダメだ!ムリだ!」と頭から否定していたのでは部下に対してマイナスの心理変化を引き起こします。言われた部下は失望し改善の意欲を失ってしまうだけでなく、心ない管理者に対して恨みや軽蔑の念を抱くなど、いつしか悪影響を及ぼしてしまうようにも思えます。


 せっかく部下が改善提案をしても「アイデア殺しの言葉」を不用意に使うと改善意欲に水を差すことになります。部下のモラールダウンを招き『問題意識』を喪失させることもあります。部下によっては以後「貝」のように口を閉ざしてしまうことになるかもしれません。


 こうした経験はあなただけでなく誰もが上司から言われたことがあるはずです。その時の気持ちを思い起こしてみて下さい。自分が言われたから部下にも言う。これでは組織の<進歩・発展>がありません。また、このような「態度」では何一つ問題は解決されません。むしろそういう問題点を解決しなければならないのに、そのことに気付いていない管理監督者も中にはいるものです。


 『寸鉄人を刺す』と言います。既述した<固定観念>による「セルフ・キラー・フレーズ」と同じく、部下のアイデアの芽を摘み取る『アイデア・キラー・フレーズ』の言葉はできれば避けたいものです。
 そうでなければ改善は一向に進まず、ましてや〝自律性〟のある『人材育成』は期待できません。したがって、管理者は部下の<発意を促す>言葉を考えることが、分からなければ生成AIに照会する姿勢が肝要でしょう。


 それだけでなく上司が「アイデア・キラー・フレーズ」以外にも否定的発言をすることがあるでしょう。しかし、部下との『人間関係』が良ければその場限りのことで済みシコリが残っても少ないように思えます。そのようなことから上司と部下が遠慮なく話し合える(話す・聞く)風通しの良い<職場風土>を日頃から構築したいものです。
 そのためには・・・。(続く)


 乾燥していますが、春が来たような気持ちの良い日です。私の家は昨年市役所の耐震検査で4と診断された小さな家です。唯一の長所は真南に面した二部屋に接する廊下があることです。地震があり倒壊しても隙間があれば取り敢えずは小さな庭へ降りられます。家を修繕する金銭的余裕も無いため盛り土でなく切土であることもあり検査結果を生かすこともなく手付けず状態です。


 私は医者から女性がなりやすい「骨粗しょう症」と診断されています。骨がもろくヒビガ入っていた3本の肋骨は昨年骨折状態になっていることが分かりました。股関節が弱いため転倒すると寝たきりになるとも警告されています。情けない話ですが致し方ありません。


 そのようなこともあり骨粗しょう症対策として日に当たりビタミンDを吸収するため体感音響振動チェア(ボディーソニック)に座り軽音楽を聞きながら脳を刺激する。「同時並行処理」として犬を抱き癒されつつ読書するのが日課となっています。これはお金をかけずに楽しむ私の精神管理面で培った結果でもあります。


 では、外勤の方は作業安全・無事故に配慮して午後からも業務にお励み下さい。以上で「実践的社員研修」ブログを終わります。ありがとうございました。 


『追 記』
 若い方向け室内での「同時並行処理」の具体的方法があります。この先ご参考までに、<テマ・ヒマ>かけた中国本場仕込みの師匠からの『マル秘訓練方法』を先生の了解を得た後に効果促進BGMと合わせ別途紹介する予定です。


 音楽は仕事の能率を上げる目的だけでなく精神障害治療のためにも心を落ち着かせる曲をクラシックに限らず、今テレビCMから流れるアメイジンググレイスといった軽音楽のほかタンゴ・ラテン・映画音楽から「気分沈静」,「やる気向上」,「落ち込み解消」など目的別に選び聞きたいものです。


 ただしスピーチでの話料にプロは「フィクション」を使うにしても知らない世界のことで「生きた話」はできないものです。その点緻密な情報収集での経済小説作家には感心します。
 とにかく知らない曲は、楽団を含め選びようがありません。『創造力発揮』と同じく幅広く関心を持つことが大事だと考えます(念のため)。 



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『話し方研修』 (250) 「話すばかりが能じゃない 間(ま)の効果にも意識向けを」

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。先日当ブログでも採り上げたばかりの「教育委員会」の潜在していた不祥事をニュースが報じています。
 発信元は知りませんがごく一部の出来事とはいえ、子供の教育上からもこれまた情けない話です。たとえその性格上からの独立行政機関であっても「組織変革」のためには、いずれかの管理監督責任が問われるように思えます。
 新年度入りを控えた管轄組織の人事担当部署は、司法当局とは別に<人事問題の処理>に追われることは間違いないでしょう。


 とにかく今年に入ってからも申し上げた通り『予期せぬ出来事』は、天変地異だけでなく組織のマネジメントでの<人の側面>でもその良否を問わず御社を含めいつ起こるか分かりません。
 時には政界・企業における「危機管理」と同じく想定して「手を打つ」ことも必要でしょう。
 以上を今年に入ってからの【補足記事】とし、以下『テーマ』に戻り続けます。


 さて、SNSで会話を交わしているご時世、『話は間術なり』と言っても理解できない方もおいででしょう。間(ま)というのは息が切れたからチョット一服というような単なる“息継ぎ〟ではありません。


 <間>のない話は〝間抜け〟とも呼ばれた時代がありました。効果がないだけでなく、時には〝間違い〟を惹き起こす。換言すれば、意識し緊張した沈黙です。話の流れを積極的に躍動させる『声なき声』とも言えます。


 話の中に間を置くのは、それによって話しの意味をハッキリと相手に伝え、話の中身を強く印象付けるためです。イントネーションや間のない無表情な声で話す人は、マスクの上に「仮面」をかぶって話すのと同じとも言えます。


 話が上手いか下手かの決め手は、<間>が生かされているかいないかにもある。ここで改めて大別すると、
  第一が相手に考えさせる間、
  第二が賛同を得る間、
  第三が期待を抱かせる間
 の三つとなる。効果的な間の取り方は、簡単そうでも余程意識しないとできるものではあ
りません。
 国語より英語が重視されるご時世、学校教育でどのように指導しているかは知りませんが、<意識>して訓練する必要があります。 


 文章書きのプロである新聞記者の記事を注意深く読んでいると、そこには政治・経済・社会面それぞれにその性格から書き方には違いがあるようです。それでも、句読点の打ち方では分かりやすさだけでなく、小気味良いテンポを感じます。


 新聞には大学入試に出題される「天声人語」,「編集手帳」,「余禄」などのコラム欄があります。一回5分ほどの(文字数)中での、時宜を得た話題の取り上げ方、主題(テーマ・中心思想)と表現の仕方、話の構成などのほか話の〝テンポ〟を学ぶ良い教材です。
 そこで、各種新聞のコラム欄を〝意識〟して<繰り返し>読むことをお勧めします。


 草稿の書き方の勉強としてコラムを、真似る 👉 まねぶ 👉 学ぶ。これを日々幾度も書き写すことが理想ですが、実際には一回でも長続きするとは思えません。ですが、<声に出し読み返す>ことなら可能でしょう。
 前に「うつ病」経験者だったとも伝わる米国第16代大統領『エイブラハム・リンカン』が弁護士資格取得前に新聞を教材とした「話し方訓練法」を紹介したことがあります。


 『声は人柄を表す』ともいう。多忙な職場でもときには諄々(じゅんじゅん)と諭す話し方が必要となる場面がある(家庭でも同じ)。また、人を「説得」する場合でもその条件にとらわれるよりも、声に表現力があれば一段と効果を上げることが期待できます。


 何事も能力不足を感じたら 多少でも努力してカバーしたいものです。方法なき努力は「もがき・足搔き」などの苦しみです。それも「誰にも知られず、一人ひそかに お『金』をかけずに」ならいかがでしょう?


 そうしたことから、あなたの『話の効果』を上げるためにも、間を活かした「声の表現力」を生かそうではありませんか?
 しかも値段の高いスマホをお持ちなのですから『自己研鑽』の道具として大いに活用してみてはいかがでしょうか、という貴方へのご提案です。


 昨年来いくら投稿してもインポイントに反映されないと、ブログ投稿は孤独な作業に思えます。しかし、前回(250)申した通り評価の程は別として、アクセス数からご覧いただける方がおいでだと「独り言・寝言」にならず張り合いがでます。<リピーター・ファースト>の精神でタイトルを替えさらに続けます。


 今日は良い天気の散歩日和です。職場では上司の前で連休疲れを、できれば顔に出さずに明日からも業務にお励みください。では、また。ありがとうございました。



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『管理者研修』 (309) 「創造力発揮の障害となる アイデア・キラー・フレーズ」

ID:8559fx
寺子屋ラッキー

 
 こんにちは。生成AIが人事部門など職場導入が検討されるなど職場環境は変わっても、マネジメントに当たる管理者は部下に対して<改善を奨励>する立場にあることは変わりないでしょう。改善の実績を上げるためにはまず管理者自身がその可能性を信じることです。


 仮に、管理者が改善効果の可能性を信じなかったらどうなるでしょう。そうした管理者はせっかく部下が『改善提案』をしてきても不用意な言葉で<改善意欲>に水を差してしまうことにもなりかねません。


 たとえば、部下が消費者の購買動機やイメージ調査などを研究し、新方法を提案してきたとします。そのような時、上司が次のように言ったとしたらどうでしょう。


 〇 何を呑気なことを言ってるんだネ。このご時世をどう考えているんだ
 〇 ダメダメ、やってみなくても分かっているさ
 〇 君は知らんだろうが、それは以前にもやったがダメだったよ
 〇 そういうことは今までやったことがないんでネ
 〇 わが社ではそのやり方は通用しないよ
 〇 きみは、会社の方針を理解していないんだ
 〇 馬鹿言っちゃいかんよ。それはわれわれの問題外だ
 〇 時間の余裕がないね
 〇 上がウンと言うまいよ 
 〇 努力してもできるわけがないさ
 〇 時期が早すぎるよ
 〇 将来性を期待されている君がそんな幼稚な考え方じゃダメだな
 〇 それをやるにはお金がかかりすぎるよ
 〇 考えておこう (と言って多忙な上司は忘れることも。ではどうするかは別途後述)


 などといった言葉を、「アイデア・キラー・フレーズ」といいます。上司には部下に一々言えない、また、リーダーシップのタイプからジッと〝我慢の子〟となり言う必要のない事情もあるものです。
 そのようなことからあなただけでなく、誰もが言われたことがあり、また使っている言葉です。決して珍しいことではありません。


 でもどうなのでしょう? これを部下や後輩の前で<不用意に使う>のはいかがなものでしょう。また、こういう『態度』は部下にどのような影響を与えるでしょうか?


 では、休日は未だ一日半残っています。エナジーを十分蓄えてください。ありがとうございました。



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