『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『管理者研修』 (187) 「業務上の話を 分かり易く伝えるために 意識したい4ポイント」 書庫変更

【2022年11月08日 投稿分】


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寺子屋ラッキー

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『リピーターの皆様へ』


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 こんにちは。


 さて、高度専門化した組織では抽象度の高い組織内専門用語が飛び交うことは何ら問題ありません。しかし、雇用形態が複雑化している現在、即戦力化が期待できる『経験者採用』の職場であっても分かりやすく誤解曲解を招かない話をするよう意識することは大切なことです。伝えやすい話し方を身につけると、部下とのコミュニケーションや上層部へのプレゼンテーションあるいは会議・社員教育など色々な場面で良い結果に繋がります。


 属性を抜きにしても理解度・経験度が異なる部下に分かりやすく話すということは、一見優しいようですが新人・初級社員あるいは中堅・ベテラン社員などどの層に<焦点>を合わせて話すかとなると案外難しいように思えます。以下のポイントを意識することで分かりやすく正確に伝わる話になると考えます。


1.結論から話すようにする。
  結論から先に話すことで相手に話す内容が伝わり易いと言われますが、実際には意識し
 ていても結論を先に述べる話し方は思いのほか難しいものです。しかし、会議・説明会・
 報告会・発表会など限られた時間で話す場面では、意識して結論から話すように工夫する
 ことも大切です。


2.簡潔に要領良く必要な情報だけを話す。
  人に何かを説明したり伝えたりしている時に、話が本題から逸れてしまうことはあり
 ませんか?
  多くの情報を一度で相手に伝えようとサービス意識が過剰になると重要な情報が埋もれ
 てしまい、結果として伝えたいことが上手く伝わらなくなる場合があります。
  限られた時間内で本当に話したいことを伝えるためには重要な情報がどれかを意識して
 話を〝刈り込み〟、簡潔に要領良くを念頭に心がけたいものです。


3.話す速さや間の取り方を考える。
  話す速さは聞き手に合わせることも大切です。しかし、常に同じ速さで喋ると話が単調
 になります。話すスピードを変えてみたり、間を取ったり、抑揚を付けたりすることで伝
 わり方は変わってきます。
  例えば、重要な話をする前後には間を取るようにして大事な部分をゆっくり話すように
 することで、相手の理解度は格段に上がります。
  つまり、話をする際には重要な部分を〝際立たせる〟ことがポイントなのです。


4.一文を短くする。
  前にも申した通り分かりやすく話すためには、ビジネス文書と同じく一文を短くする
 ことが効果的です。物切れにならない程度に一文を短くすることで次の文を話す前に間を
 置きやすくなるため、相手も聞きやすく感じることができます。


  アナウンサーであれば一分間に300~350字が適切なのでしょうが、忙しいご時世を勘
 案すると職場では聞き手にもたついた感じを与えるかもしれません。一文が長いかど
 うかの実際はご自分では分かりにくいと思います。スマホ・ボイスレコーダーを使用すれ
 ば滑舌の良否をはじめ、話の構成および声の大小並びに言葉グセなど話し方の改善点を多
 少でも<自己点検>できるでしょう。


  したがって、オンライン業務では普段ご自身がワンセンテンスをどの程度の長さ速さで
  喋っているのかを時には意識を向けてみることも無駄にはならないと考えます。こうし
  たことに問題意識を持つのがビジネスパーソンとしての『実践的話し方』の一つです。


 今晩は皆既月食です。同時惑星食は別として次に日本全体で見られる皆既月食は、予定日が天気に恵まれたとしても3年後だそうです。長寿化社会が進行する現在でも人は誰しもオギャーと生まれた瞬間から墓場に向かっていることには間違いありません。また、いつまで生きられるかの保証もありません。そうしたこともあり今宵は日頃のつまらないことは忘れて無料の天体ショーを堪能しましょう。
 では、明日から<活力ある人生>を送るための糧にしたいものです。ありがとうございました。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」 )


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『話し方研修』 (218) 「蜜缶 金缶 酒の缶 人は褒め(認め)ねば働かん」(その1)

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寺子屋ラッキー

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 こんにちは。褒め方については、既に「管理者研修」の中で採り上げました。今回は切り口を変え「話し方研修」の一環として申し上げます。


 これまでの繰り返しになりますが、人は誰しも自分を認めて欲しいと言う「認識欲求」を〝本能的〟に持っている。あなたも例外ではないと拝察します。
 褒める対象は、相手の性格(行為)、能力(仕事)、趣味(特技)、服装だけでなく、家族・住居をはじめとする生活環境、ときにはペット・コレクションといった所有物などが含まれる。褒め言葉を使うときの留意点は次の五つです。


 第一は、具体的に褒めること。
 よく口癖のように漠然と「立派ですね」、「素敵ですね」、「凄いですね」、「素晴らしですね」とだけポツンと無表情で言う人がいる。こうした抽象的言葉には心がこもっておらず、言われてもテンデ(方言?)分からない。具体的にハッキリとどこがどんな風に良いのか、あなたが認めた長所・美点を褒めのがいいように思えます。


 たとえば部下が、「班長、任せていただいた圧搾機ですが、教えて頂いたとおりにやったら、何とかオシャカを出さずに操作出来るようになりました。ありがとうございました」と、喜んで報告してきたとする。
 「そうか。そりゃ良かった。君の腕だよ。あの機械は知っての通りチョット癖があってな。俺はあれを使いこなすのに1ケ月近くかかったかな。その点、松木は器用というか覚えが早いな。次はその上のマシンに挑戦だ。これからも安全に気をつけて、この調子で頼むぜ!」といわれれば部下は悪い気はしないものです。
  
 第二は、あまり目立たない美点を褒めること。
 誰もが気づいている長所を褒めるよりは、たとえ小さなことでも本人も自覚していない点を褒めた方が良いでしょう。殊に、誰もが気がつかず、本人が密かに認めてもらいたがっていることを見つけることです。
 たとえば、「山田君、残業がなくなったんで最近スポーツジムへ通っているそうだね。そのせいか一時に比べだいぶスリムになって精悍な顔立ちになってきたぞ」


 皆が褒めることをオーム返しのように同じ言葉で褒めるのでは能が無い。「また同じことを言ってやがる。この人もっと他にいうことないのかよ。ヨイショしようたってそうはいかないぞ」と本人は構えてしまう。そのためには、日頃から相手をよく観察していなければ褒め言葉はいえません。


 第三は、部分を褒めること。
 全体を褒めないで、特定の部分を褒めることです。女性に対して「あなたはいつ見てもお美しいですね」というのも空々しい。
 そのためか外国映画のラブシーンには、「あなたの爪は桜貝のようだ。あなたの瞳の中には星が輝いている」などといった台詞が盛んに飛び出す。日本女性は分からないが、欧米の女性は褒め言葉に弱いのかもしれません。


 なお、今回のサブタイトルは、前に流行ったリズム感あるCMソングが頭を過(よ)ぎったことでヒントにしたものです。(念のため)


 では、次回迄ご機嫌よう。ありがとうございました。



❒ 社員研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


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『管理者研修』 (232) 「親と子の人間関係が 希薄になる理由」(書庫変更)

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。おくつろぎですか?


 さて、人は誰しも<関心>を持ってもらいたいという「潜在的欲求」があり『本能』ともいえます。反面<無視>されることを嫌い、時には恐れもします。家庭事例から考えてみます。


 家庭のリーダーであるお父さんがこういうことを言っていた。東京から大阪へ出張することになった。
「オィお父さん3日ほど出張するぞ。お土産買ってくるからナ。お母さんの言うことをよく聞いて待っていろよ」と、子供に言った。するとお子さんが
「お父さん3日もいないの。僕寂しいな~。お父さんがいないとボクやっぱり寂しいよ。お父さん好きだからさ」なんてことを言ってくれると父親としては物凄く嬉しいものです。


 ところが、「オィ、3日ほど大阪へ行ってくるぞ」と言ったときに子供さんが、
「お父さん、たった3日? もうちょっと行ってきてよ、ゆっくりネ」。さらに続けて
「何なら帰ってこなくてもいいよ」とまでは言わないまでも、似たようなことはあるものです。夫婦間ならいざ知らず、これでは感心できません。


 もっと厳しいのは、あるお父さんが「俺もやられたよ」と、こんなことを言っていた。週休二日制のある土曜日、午前中会社へ顔を出し午後すぐに帰宅した。そこで奥さんが、
「アンタこれからお使いに行くから留守番しててね。子供が帰ってくるまで頼みますよ」


―  あー行ってこいよ  ― 


 と、茶の間でテレビを見ていたという。そこへ小学生の上の男の子が「ただいまー⤴」と元気よく帰ってきた。そしてドアーを開け「アッ! お父さんもう帰っていたの」と、てっきり言ってくれるものと彼は思っていた。


 確かにドアーは開いた。そこで子供は何と言ったか?


「ナンダー誰もいないのか?」と言うやいなや二階へ上がっていったという。


―  誰もいねーとは何だ! 俺がここにチャンといるじゃないか。何を言っているんだ、アイツは ⁉  ー


 つい子供は本心を言っちゃったんですネ。お母さんがそこにはいなかったから。これはどういうことですかね? その理由はある程度察しが付きますが・・・・・・。



❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に
向かって挑戦しよう ‼」)


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『管理者研修』 (230) 「啓発援助の一環として 管理者の期待水準を示そう」 (その1)

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寺子屋ラッキー

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 こんにちは。


 さて、御社には文書規定で「職務記述書」が定められているでしょうか? あったとしても管理者が職務内容を職階ごとに記載するのに苦労なさっているのではないでしょうか。
 実際には仕事が複雑多岐に亘っているだけでなく、業務の高度化で変化が早いため文書規定自体の書き換えが追いつかないケースがあるかもしれません。


 仮に明文化されていないとしてもあなたが管理者であれば、部下への「要求(期待)水準」はお持ちのことと思います。公正な「人事考課」を行うためにもその拠(よ)り所は必要でしょう。
 例えば、期初にノルマを割り当てる際には、新入社員とベテラン社員とでは当然違うはずです。営業でいえば担当エリアも考慮なさっていることでしょう。また、職務経験〇年目の社員あるいは〇級〇号職の社員は、ここまでできなければいけないといった期待水準をお持ちのことでしょう。


 ときに、人が行動を起こすのは、自発意思(含む欲求・本能)によるものと他から要求(含む強制)されるものとに大別できます。管理者は部下の「能力開発」を進めるためには、部下の自発性に任せることが良い事です。


 人は十人十色といわれるが、これはあなたの部下や後輩についても言えることです。部下の能力は一人一人それぞれに違っています。ですから、そういう個人差を無視して十把(じっぱ)一絡げで『部下指導』をしてみても、その効果は上司の期待(要求)水準ほどにはあまり上がりません。


 また、部下に対してどれだけの能力を開発すればよいのかということを明確に示していない管理者もおいでのことでしょう。しかし、それでは部下はどれだけ努力をすればよいのかが漠然としているため『能力開発』に対する意欲が起きなくなることが懸念されます。


 したがって、部下に求める能力(知識・技術・技能・態度)は管理監督者の要求(期待)水準をハッキリ示すことも大事なことです。仮に本人が気づかなければ放置せずに、多忙な管理者が半期に一度30分でも時間を捻出し定期的に話し合う場(個別面談)を設けることもOJT面では効果があるでしょう。さらには酒を交えずとも上下のコミュニケーションを深める機会の一つとして活用できると考えます。(続く)


 では、またお越しください。ありがとうございました。


❒ 管理者研修講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)


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『話し方研修』 (77) 「視覚は聴覚に優先する 気を付けたい態度とその理由」

【2021年03月27日投稿分 記事補充】


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寺子屋ラッキー


 こんにちは。今日のご気分はいかがですか?


 さて、話は言葉を使い、普通言葉は理性を通して遣います。しかし、人前で話す態度(外
面的)は無意識の内に感情そのままが出る場合があるので注意する必要があります。
 それは聞き手が話を耳で音声(音調・語調・調子)を聞くと同時に、目は相手(話し手)の「態度(表情・姿勢・動作・服装・クセ)」を見ており、人間の視覚は聴覚よりも強く刺激を受けるからです。 
 したがって、人前での話で言葉遣いが乱れ話が崩れた場合でも、態度がしっかりしていて『テーマ』が明確であれば〝砕けた話〟として必ずしも悪い印象を聞き手に与えるわけではありません。


 つまり、話は耳だけでなく目でも聞かれているため、『言葉は話の全てではない』ということです。職場でも話の効果は、態度の良し悪しで大きく左右されます。
 そのようなことから、話す時の態度は話し方の「基礎的」なものとして軽視せずに意識を向けることが肝要なことだと言えます。


 なお、外面的態度が悪いと誤解・曲解されその人の「価値」だけでなく、ときには所属組織までもが価値付けされることがあります。これまた気を付けたいものです。
 一度スマホでご自身の話振りを「態度」だけでなく「音声」も含めセルフチェックなさることをお勧めします。そのための個々の注意点と対策は、この先適宜申し上げていきます。


 では、週末はぐっすり眠り週明けからに向けエナジーを蓄えて下さい。ありがとうございました。



❒ 話し方研修講師『人材教育研究所』 (「部下をパートナーとして 職場目標を達成しよう ‼」)


【追 記】
 当ブログはマンネリ感を払拭するため、ブログタイトルを一部変更しました。気持ちを新たに新年度入りしたいと考えます。
 大方の企業が年度末を控え業績報告の分析資料作成と、これを踏まえトップの意向を反映した来年度の業務計画策定原案の作成とを並行処理するなど、パートナー(部下)共々こ多忙な日々をお過ごしのことと拝察いたします。よろしければお手すきの時にお立ち寄り下さい。
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