『ブログ 社員教育講師』

皆さんこんにちは!『寺子屋ラッキー』と申します。職場生活で多少なりともお役に立つと思える事柄を、人を中心に申し上げていきます。よろしければお付き合いください。

『話し方研修』 (212) 「話を弾ませる 相づち言葉とその具体例」

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寺子屋ラッキー


 こんにちは。どこの世界にもビジネスパーソンを含めプロがいますが、あなたはインタビュアーという職業をご存知でしょうか?


 雑誌の売れ筋記事に座談があります。録音機材が無い当時は、座談の場に同席するフリーの速記者がいたものです。発言することなくひたすら記録しまとめ上げ、限られた紙面に「書き言葉」で臨場感を持たせて整理するのが仕事です。現在は雑誌記者が担当しているようです。
 その点現在テレビだけに限ってみても視聴率を競うトーク(対談・鼎談・座談)番組は、深夜まで含めると一週間に何本あるのでしょう?


 その一つに放送回数11,000回を超える長寿番組「徹子の部屋」があります。司会者に対する評価(好き嫌い)は分かれるものの、黒柳氏はゲストについての予備知識は当然勉強していることでしょう。話すことを生業としていることもあり、話の引き出し方は巧いものであり、お客様との面談・商談で参考にしない手はありません。


 必要であれば知識は時間ができた時にユックリ書籍から学べます。しかし、参考にすべき「生きた(実践的)話し方」の実際ともなると言葉はともかく<音声・態度>を活字に求めるには限りがあります。


 話の引き出し方に関心のある方は中身はともかく、現在のところチャットGPTでは習得しにくい<質問・相づち・うなずき>の仕方を意識してご覧になってみてはいかがでしょう。


 個性を含めて真似は無論の事出来ません。また、ビジネスマンが真似する必要もありません。が、どこの世界も『守・破・離』であり、何事も『我以外皆我師也』(吉川英治氏の座右の銘)の精神だけは幾つになっても持ちたいものです。


『相づちの言葉の種類と具体例』 


【使用上の注意】: 話し相手が無口なせいかマスク越しに見つめられてウンでもなければ
          スンでもないのは息がつまるようで話が弾みません。
           反対に「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。相づち言葉を終始一
                                 つだけで忙しなく打たれると下手な漫才のようにうるさく聞こえること
                                 があります。〝コトバ癖〟になっている場合は注意が必要でしょう。


1.受諾:「そうかぁ」、「フム、フム」


2.同感:「なるほど」、「同感だなー」、「たしかにね」、「本当にそうだね」「全くそ
 のとおりだ」、「勿論だとも」、「あたりまえだよね」


3.共感:「わかるねぇ」、「よくわかるよ」、「おもしろいね」、「お気の毒だね」、
 「ずいぶんだねぇ」


4.誘導:「で?」、「それで」、「そして」、「それから」、「その先はどうなった
 の」、「例えば」


5.疑問:「そうかなぁ」、「ちょっと信じられないな」、「ほんとかい」、「まさか」


6.助勢:「それはそうだ」、「そうなるだろうね」、「きみならね」


7.驚き:「とんでもない」、「それは驚いたな」、「冗談じゃないよ」、「ひどいね」、
 「イヤすごいね」、「よかったね」、「なによりだね」、「へーェ」、「フーンあきれた
 ね」 


8.否定:「うそをつけ」、「またそんなことを」、「大げさだな」


9.展開:「それはそうとして」、「そうだね。ところで」、「話はとぶが」


10.終結:「というわけだね」、「それで終わりというわけだね」、「つまりこういうこと
 か」、「それはこういうことだね」、「一言でいうとこういうことか」


11.沈黙:場合による


 以上を相手と自分との関係を考えてタイミングよく〝口癖(くちぐせ)〟にならないよう変化を付けて、使い分けると良いでしょう。
 なお、相手の話す意欲を失わせる言葉として「別に・・・」、「見りゃ分かるだろう!」、「あぁそうですかー」の三つが挙げられる。相手を拒否しているように聞こえ誤解を招きます。職場での「禁句」として気を付けたいものです。


 では、今日もお疲れ様です。今回もご覧いただきありがとうございました。



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『話し方研修』 (211) 「スピーチも 訓練無くして 上達なし」

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寺子屋ラッキー

 
 こんにちは。前に「スピーチでの 登壇から退席までの 実践的手順」について自己紹介を例に挙げ順を追って申し上げたことがあります。今回は実地練習としての三分間スピーチの留意事項です。


1.自己紹介の目的と要領
  自己紹介の目的は姓名を知ってもらうことと、人柄を印象付けることです。業務上社外
 の会合で自己紹介を求められることは決して珍しいことではありません。そうした場合
 は、与えられた時間(1~3分)毎に、場に応じて話せるよう日頃から準備しておきたい
 ものです。


  (1) あいさつ、姓名
  (2) 現 況
  (3) 出身地など
  (4) 趣味、嗜好
  (5) 抱 負
  (6) 結 び etc.


 (留意点1)大切なことをちゃんと強調しているか。
 (留意点2)部屋の広さと人数にふさわしい声を出しているか。
 (留意点3)その場の雰囲気にふさわしい表情(マスク越し?)並びに外面的態度か。


2.模擬訓練として「話す」というタイトルで本番当日を想定し三分間スピーチを組立て、
 イメージトレーニングをして下さい。


 (留意点1) テーマは明確にする必要があるが、過度に縛られる必要はない。
 (留意点2) 短いスピーチ(3分以内)ではメモなどは見ないこと。癖になると上達を
       妨げる。
 (留意点3) 自分が話したいことを頭の中でまとめながら、他の参会者の話も聞いてい
       ること。
 (留意点4) 言葉だけでなく、表情(?)・外面的態度にも気を配ること。
 (留意点5) 「話し言葉」と「書き言葉」の違いを心得ること。


 社外でスピーチをする時に大切なことは、言いたいことを与えられた時間内に収めることです。長い話は「口害」として嫌われます。至極当たり前の事のようですが、実際には時間が足りず尻切れトンボになることもあります。
 だからといって時間を気にし過ぎて話がまとまらないと〝アガル〟原因ともなりかねません。そうしたことから何事も『訓練なくして上達なし』と言っても過言ではないでしょう。


 知ると出来たは大きな違いです。いくら書籍ネット等から知識を習得してもスピーチ上手になるとは思えません。
 前の東京オリンピック当時の録音機器は「テープレコーダー」が未だ珍しく、それもカセットテープの前のオープンリール方式であったことをご存知でない世代が増えている現在、今の若い方には話が通じないかもしれません。
 その点、日進月走の技術革新のおかげで現在はスマホをはじめICレコーダーを求めるには不自由しない時代です。


 とにかく『自己啓発』の一環として一人秘かにスピーチの仕方を含む『話し方上達』の必要性をお考えの方は、時間のある時にご自宅で録音録画機器の活用若しくは〝イメージトレーニング〟を含め自己訓練および自己検討なさってみてはいかがでしょう。
 今日も一日お疲れ様でした。今回もご覧いただきありがとうございました。


   
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『社員研修』 (2) 「技術革新時代の OJTを考えるにあたって」 ※ 再投稿

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寺子屋ラッキー


 今晩は。


 さて、「一年一昔」のペースあるいはそれ以上スピードで進んいるとも言える<技術革新の時代>。これまでどこの組織も経営努力し経営資源の見直しを済ませていることは、御社も例外でないと拝察いたします。


 職場マネジメントの「人の側面」には、部下指導・育成の「役割・責務」(OJT)があることは、〝程度の差〟こそあれ、ラインの管理者はご存知のことと考えます。


 職場では<対人コミュニケーション>から<ネットコミュニケーション>が多くなり、170万あると言れる日本の法人企業全体でも、部下との「接触の場」が減ってきているように見受けます。


 そこで、職場で多少でも参考になると思える事柄をこの先逐次申し上げていきます。今回はここまでとします。お越しいただきありがとうございました。



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『管理者研修』 (198) 「管理者は 明るく 元気に 颯爽と!」 ※ 再投稿

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寺子屋ラッキー


 おはようございます。


 どこの国にも母国文字があるとは限りません。しかし、複数ではあっても母国語は存在します。その中には「挨拶用語」があり、おそらくその国の『美しい言葉』として交わされていると推測します。


 現在世界の首脳国間の二国間ホットラインがどのようになっているかは知りません。時差はあるものの、首脳国リーダー同士は朝自席へ就いたら先ずは二国間ホットライン(?)を使って面子にとらわれず先手で


 「Good Morning.Joe How is Everything? 今席へ就いたところです。奥さまのその後のお具合はいかがですか? それは良かったですね。ウイルスエンザ感染にも気を付けて今日も一日お励み下さい。Have a nice day」


 と、親しく簡単な挨拶を交わす。その上で政務活動に取り掛かれば各国とも最低限ホットライン先との外交面は多少でもスムーズに運ぶように思えますが、あまりにも荒唐無稽な話でしょうか。それでも次のような話が残っています。


 かつて問題ある学校の職場立て直しで評価された校長がいた。その後の赴任先もやはり問題のある職場であった。予想はしていたものの教頭を除き部下全員から無視された。毎朝登校してくる先生方一人一人に「おはよう」、「おはよう」、「おはよう」と来る日も来る日も熱心に先手で声をかけたが反応は無かった。思想問題からくる対立がこれほど職場を退廃されるのかと情けなく思ったそうです。


 一か月を過ぎた頃一人の若い先生が「おはようございます」とポツンと返答した。涙が出る程嬉しかったそうです。それを機に他の先生方とも表面的ではあっても順次挨拶が交わせるよう改善され、話し合いの場にも着くようになったそうです。何事も一朝一夕には解決しません。この先はともかくとして「職場の問題解決」はここからでしょうね。


 では、「管理者は明るく元気に颯爽と!」、下半期の年度末を射程に入れ指差し呼称で『出発進行、発車オーライ!』と参りましょう。ありがとうございました。


  『勤務先の興廃下半期にあり 大切なご家族のためにも 一層の奮励努力を ‼』



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『話し方研修』 (210) 「実践的話し方からみた 忠告(注意)の受け方」

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寺子屋ラッキー

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 こんばんは。<叱る>は相手中心になるのに対し、<怒る>は自分中心です。とは言っても実際にはそうした器用な使い分けはできないでしょう。上司の「叱り方」については5段階あり、その仕方については申し上げました。ここでは立場を替え「叱られ方」を考えてみたいと思います。


 さて、仕事で失敗すると、上司・先輩から注意されるだけでなく、叱られることもあるでしょう。辞書の定義は別として、ここでの「注意」・「叱る」は、話の働きでの目的から、広い意味での<忠告>に含めます。そこで、あなたにお考えいただきたいことがあります。  
 世間には忠告(注意)されるのが楽しみだなどという人はいるのでしょうか。まずいないように思えます。 しかし、人間は誰にでも『盲点』があるもので、他人から指摘されないと中々気付かず矯正できないものです。
 これは組織が法人としての生命体を有した『企業』の場合も同じであり、その<盛衰の鍵>が存外ここに隠れていることもあります。


 職場で上司から忠告(注意)されるのは、あなたに見込みありと期待しているから言うのです。どうでもいい人には、〝最低限〟の注意しかしないものです。嫌な顔をされ、怨まれるだけ<損>だからです。そのため上級管理者に対してだけでなく、部下にも言いたいことが言えずジリジリして給湯室で胃薬を飲む管理者を見かけるのは珍しいことではありませんでした。


 <上役・下役・ご同役>の皆さん! そうじゃないですか? 


 仕事は出来ても組織人として好ましくない言動は、態度面から人事考課の対象項目になるかもしれません。忠告されない人間は、スマホ・SNSのご時世でも見放された人であり、〝孤独〟ともいえます。忠告を素直に受け入れる部下は、上役から見れば〝可愛い〟ものです。上司からますます目をかけられることになります。『言われるうちが花』です。


 ですから注意された場合には、先ずは〝感謝〟する気持ちになれればベターです。それを、
 「課長はそうおっしゃいますが、失礼ながら一方的見方じゃないでしょうか? 日頃の私の仕事ぶりを観察されておっしゃているとはとても思えません。たとえばです。・・・・・・・」と、開き直られて上司がどのような気持になるかを考えて見て下さい。家庭でも同じです。
 私なら「何を小癪な片腹痛い。そこになおれ ‼」と、その場で切って捨てるかもしれません。映画館の時代劇で育った昭和二世にしてもいかにも古い表現ですネ。冗談です。


 とにかく、同じ忠告(注意)されるなら、自分を伸ばしてくれる上司には好感を与える「忠告(注意)」の受け方に気配りしたいものです。
 ただしですよ。〝イエスマン〟になることではありません。職場は公的組織です。挨拶の仕方にしても上司には<敬意>を表し、言いたいことがあれば、「質問」する仕方で疑問点を訊いてみましょう。続きは書庫を「管理者教育」に替え次回とします。


 以上サラリーマンは耐性を涵養し『叱り上手 かつ 叱られ上手』になれれば理想です。この点欧米諸外国事情はどのようになっているのでしょう?


 なお、当ブログで申し上げていることは、いわゆる<健全な企業経営>を目指し努力している組織の多少でもお役に立てるようにと考えています。業種・業態・企業(団体)規模を問わないことには、この先も変わりません。


 では、今日も一日お疲れ様でした。気を付けてお帰り下さい。ありがとうございました。



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