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おはようございます。
能力開発の問題を考える場合、会社にとってそれが必要なことであり、能力化を求められているからだという考えの人が多くいます。それは社員として当然の考え方でしょう。
しかし、能力開発の目的はただ会社が必要だから、会社から要求されるからというだけではありません。単に会社の役に立つからというのでは問題です。何故でしょう?
社員がその会社で働くのは会社のためだけでしょうか。「三人の石工」を例に挙げ問題提起した通り、そうではないはずです。その社員自身がその会社で働くことによって自分なりの<生きがい>を求めるということではないでしょうか。生きがいの条件は自分の様々な欲求を正しく満たすということです。そうしたことから考えますと能力開発の目的もやはり同じだといえるでしょう。
つまり、能力開発は義務とか強制でするものではありません。止むに止まれぬ自分の欲求を実現するための手段であり、そこに生きがいがあるという状態が望ましいわけです。
『生涯教育』という言葉をお聞きになったことがおありでしょうか? 能力開発は生涯の課題であり、目標でありたいものです。これはあなたが生きがいを求めるのであれば当然のことだと思います。
考えてみますと社員のほとんどは毎日のビジネス活動の中で様々な能力上の問題にぶつかっています。それらは上手く解決できるものもあれば解決できないものもあります。『能力開発』はこうした問題を解決するのにも欠かすことのできないものです。
コロナ禍で混沌さが続いている公私共に厳しいご時世です。どうかあなたも能力開発に今後とも挑戦し続け、「超高齢化社会」に向けて<生きがい>を見失わないようにしたいものです。
では、今日も一日安全に配慮しお元気で。ありがとうございました。
❒ 社員教育講師『人材教育研究所』 (「過去と未来は『鉄の扉』。変えられる未来に向かって挑戦しよう ‼」)